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セレクト10

今月の展示会&コンペティション

デザイン・アート・広告賞 今月の展覧会&コンペティション

とらやの羊羹デザイン展

菓子見本帳より

10月1日にリニューアルオープンした「とらや 赤坂店」は、地下1階にギャラリーを併設。和菓子や日本文化にちなんだ企画展やイベント、虎屋文庫による資料展を開催する。本展はその第1回の企画展となっており、大正7年の菓子見本帳に描かれた、およそ450点に及ぶ羊羹のデザインを展示。そのほかにも、羊羹づくりの道具や原材料、日本各地の名所にちなんだ羊羹、近年の羊羹のデザインなどを紹介している。また、展示期間中には、見本帳に描かれた羊羹から数種類を選び、数量限定で復刻販売する。

とらやの羊羹デザイン展
虎屋 赤坂ギャラリー
開催中、12月30日まで
11月6日休廊
お問い合わせ→ 03-3408-4121

匠の森

メインビジュアル

五十崎和紙(愛媛):齋藤宏之

こぎん刺し(青森):山端家昌

ポーラ・オルビスグループは2018年から伝統工芸と企業のコーディネート事業をスタート。伝統工芸の活躍の場を創造し、さらなる発展に寄与すべく企業と伝統工芸をつなぐための企画提案コーディネートを行っている。本展では日本を6つの地域に分け、この事業を担当する伝統工芸コーディネーターが各地で活躍し、伝統を守りながら未来につなげるために挑戦を続ける6名の匠を、その作品とともに紹介。各地域に伝わる伝統工芸の魅力を味わうことができる。

匠の森
POLA MUSEUM ANNEX
11月9日~11月18日
会期中無休
お問い合わせ→ 03-5777-8600(ハローダイヤル)

『木を見て森を見る!』展

カスタネットづくり

ヒノキのビスケットネックレスづくり

縁日

ことわざ「木を見て森を見ず」の逆である「木を見て森を見る」を、小から大を想像し、しっかり見据えることと定義。1人ひとりの暮らしが社会を司ることを意識し、未来に想いを巡らすことを意味する。そして、国土面積の約7割が森林の日本において、まさに森は未来とも言える。産地・作り手・使い手が「木」でつながり、モノを通じてたくさんのコトがつながる新しいモノづくりを提案するコイヤ協議会が本展に協力し、展示期間中に、さまざまなワークショップを実施。来訪者が作り手となって体感できる展覧会となっている。

『木を見て森を見る!』展
無印良品 有楽町2F ATELIER MUJI
開催中、12月2日まで
店休日に準じて休館
お問い合わせ→ 03-5208-8241

美術への挑戦 1960's-80's:秘蔵されていたアート・ブック

アラン・カプロー《エアー・コンディション》1975年、うらわ美術館蔵

エドワード・ルシェ《サンセット通りの建物》1966年、うらわ美術館蔵 (C)Ed Ruscha

ジョージ・マチューナス、ラ・モンテ・ヤング 他《アンソロジー》1963年、うらわ美術館蔵

現代美術において作品のあり方が多様化した1950年代半ば以降、美術のために用意された空間ではない、新しい表現の場として簡易で大衆的な出版物に着目したアーティストたちがいた。彼らは豊かな発想力やユーモアによって、アーティスツ・ブックや雑誌など、多くの出版物を制作、発行した。本展は、うらわ美術館所蔵の個性的かつ国際的なアート・ブックコレクションから、初公開となる作品を中心に構成。アート・ブックを理解するためのキーワードで追いながら、1960年代から80年代まで出版物に取り組んだアーティストたちの動きが感じられる …

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