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柴田聡子が選んだ4冊の本

柴田聡子

クリエイターのオフィスを訪ねると、よく見かける、大きな本棚。忙しい仕事の合間に、クリエイターたちはどんな本を読んで、どのように仕事に生かしているのか。今回はシンガーソングライターの柴田聡子さんです。仕事や人生に影響を受けた本について聞きました。

『ジョン・ケージ 小鳥たちのために』

ジョン・ケージ、ダニエル・シャルル(著)、青山マミ(訳)
(青土社)

いろんなことを知っていたい。何かひとつ知ったら、たとえよくわからなくても、それとまったく逆のことも知ってみたい。指をいっぽん触れてみるだけでずっと心に残ることががある。紐がついているんだったら、なんのためらいもなくバンジージャンプしてみましょう、の精神でいろんな本に手を伸ばしてきた。どの事柄もお互いに関係があるということに助けられ、わからないことがそれほど怖くなかったのと、わかることを最大の目的にしてこなかったことで、打ちひしがれることなく今日も私の無謀な興味は元気がいい。

自分も音楽を始めた時、音楽のことを知りたかったので沈黙のことについてを知るのがいいと思った。沈黙ならばジョン・ケージだろうとこの本を手に取った時、わからないことはわからないままだけれどなぜだか前にはちゃんとに進めるように読むことができてびっくりした。結局、音楽と沈黙については未だに全く謎のままではあるが、このわからない道には読むたびに親しみが湧く …

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