デザイン・アート・広告賞今月の展覧会&コンペティション
MIDTOWN LOVES SUMMER 2018 光と霧のデジタルアート庭園
日本の夏の風物詩を都心ならではのスタイルで体感できるMIDTOWN LOVES SUMMER。そのメインとなる本イベントでは、庭園に点在する岩を中心に花火を模した色とりどりの光が放たれ、幻想的な夜を演出。縁側に腰掛けて、霧で包まれた庭園を鑑賞しながら、日本の夏の涼を体感することができる。演出を手がけるのは、今年20周年を迎えたビジュアルデザインスタジオ「WOW」。この他にも、ミッドタウン・ガーデンを流れる小川に素足を浸し、夕涼みができるイベントも開催されている。
MIDTOWN LOVES SUMMER 2018 光と霧のデジタルアート庭園 | |
---|---|
東京ミッドタウン 芝生広場 開催中、8月26日まで 会期中無休(天候により実施できない場合あり) お問い合わせ→ 03-3475-3100 |
藤村龍至展 ちのかたち ― 建築的思考のプロトタイプとその応用
市民を巻き込み、現代に即した開かれた建築のあり方を模索する藤村龍至。そこには、より多くの情報や意見を取り入れ、集合的な知を形成することで、最適な解を導き出し、社会のさまざまな課題に応えることができるという理念がある。
大宮駅東口駅前の小さな公共施設OM TERRACE は、その実践例。本展では、OM TERRACEのほか、各プロジェクトで使用した300余りの模型群や、数千にもおよぶ画像をAIに学習させてデザインした椅子など、かたちが生み出されるプロセスを通じて、彼の理念と実践を紹介する。
藤村龍至展 ちのかたち ― 建築的思考のプロトタイプとその応用 | |
---|---|
TOTO ギャラリー・間 開催中、9月30日まで 月曜および8月11日~15日休館 お問い合わせ→ 03-3402-1010 |
ぼくと わたしと みんなの tupera tupera 絵本の世界展
亀山達矢と中川敦子による2人組ユニットtupera tupera。彼らは、2002年に布雑貨の展示・販売からその活動を開始し、斬新かつユーモアあふれる作品を次々と発表。日常生活などから見いだされる数々のアイデアは、親しみと驚きと遊びの要素があいまって、不思議だけれど圧倒的に楽しい世界を形づくっている。本展は、そんなtupera tupera の世界から約300点を、初期の絵本、絵本のつくりかた、工作&ワークショップなど、6つの章で構成された初の大規模展覧会となっている。
ぼくと わたしと みんなの tupera tupera 絵本の世界展 | |
---|---|
うらわ美術館 開催中、8月31日まで 月曜休館 お問い合わせ→ 048-827-3215 |
グラフィックトライアル2018-Passion-
グラフィックデザインと印刷表現の関係を深く追求し、さまざまな印刷表現に挑戦する実験企画と位置づけられた本展。
今回はPassion をテーマに、宇野亞喜良、サンティ・ロウラチャウィ、八木義博、鈴木晴之の4名が参加し、凸版印刷のプリンティングディレクターと協力し、それぞれが印刷表現の可能性を探っている。版とインキと紙、そして知恵と技を融合して進化を遂げ、コミュニケーションの領域を拡大してきた印刷の世界。ここにまた、新たな表現世界が広がっている。
グラフィックトライアル2018-Passion- | |
---|---|
印刷博物館P&P ギャラリー 開催中、9月17日まで 月曜休館(ただし、9月17日は開館) お問い合わせ→ 03-5840-2300 … |