秋田県の伝統工芸の技術を用いて、車内を装飾した「ご当地レンタカー」。レンタカーで地域の魅力を発信するというアイデアは、どのようにして生まれたのか。
「クルマ×観光」で事業を発想
秋田県の伝統工芸で車内空間を贅沢にしつらえた「AKITAご当地レンタカー」が、2017年8月にスタートした。運営するのは秋田市で中古車販売などを営む企業ドラグーンだ。
同社がレンタカー事業に参入したきっかけは、2015年に社長の鎌田学さんを県の伝統工芸である川連漆器の若手職人が訪ねてきたことにある。「職人さんたちは、川連塗りを用いた自動車の内装部品を考えていて、事業化の可能性を相談されたんです。しかしその時点では、どうすべきか、判断がつきませんでした」と鎌田さん …
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