"ことば"と過ごす平成最後の夏
「ことばをながめる、ことばとあるく──詩と歌のある風景」/TCC広告賞展 2018
今年の夏、言葉に関する展覧会が、群馬県 太田市美術館・図書館と東京 アドミュージアム東京で開催される。
8月7日から太田市美術館・図書館で始まるのが、「本」と「美術」の架橋を目指す展覧会「ことばをながめる、ことばとあるく──詩と歌のある風景」。本館での「本と美術の展覧会」の第2弾となる企画で、今回のテーマは詩と歌(短歌)。
画家が絵具を素材とするように、言葉を用いて表現・思考の新たな地平を切り開く詩人・歌人たちの作品が、グラフィックデザイナー・画家・イラストレーターたちによって、それぞれの表現で展開される。出品作家は、最果タヒ、佐々木俊、祖父江慎、服部一成、管啓次郎、佐々木愛、大槻三好・松枝、惣田紗希。空間構成を豊嶋秀樹が、ビジュアルデザインを本館のロゴマーク・サイン計画を手がけた平野篤史が担当した。
視覚表現という、本とは別の居場所を得た詩や歌。本展では、それらの新たな鑑賞体験が、私たちにもたらされるだろう。
アドミュージアム東京では、2018年度TCC賞受賞作品を一堂に俯瞰できる「TCC広告賞展 2018」が開催中だ。
2018年のTCC広告賞展のコンセプトは「find」。「審査とは発見であるべきだと考えます。あまり知られていないコピーを見つけるのはもちろん、既に人気のコピーに太鼓判を押す行為も、ひとつの発見だと思うのです。本展覧会では、プロのコピーライターによって発見されたコピーたちをご覧いただきます」と、『コピー年鑑2018』編集委員長 磯島拓矢さん(電通)。会期中は、新人賞受賞コピーライターが会場に登場する恒例のイベント他、受賞者によるトークライブも開催される。
本と美術の展覧会vol.2 「ことばをながめる、ことばとあるく──詩と歌のある風景」 | |
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8月7日~10月21日 太田市美術館・図書館 展示室1、2、3、スロープ |
TCC広告賞展 2018 | |
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開催中、8月22日まで。アドミュージアム東京 企画展示室 |
トークイベント | |
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8月4日(土)14時~15時30分 権八成裕(シンガタ)他 |
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