2019年4月に開校を控えた、富山県の私立小学校「片山学園初等科(仮称)」は、4月1日よりテレビCMやポスターを中心に広告コミュニケーションを展開している。
同校のルーツは、理事長である片山浄見さんが家庭教師の経験から設立した「富山育英センター」という学習塾で、2005年には「学校法人片山学園」を設立した。現在は中高一貫教育で実績のある進学校になっており、初等科を開校するにあたって同校が教育に取り組む理念を改めて発信することを軸に据えた。
制作チームの1人で、コトバ コピーライターの阿部希葉さんは「片山学園は富山県を中心に進学校として知られています。ただ、開校されるのは初等科で中・高に比べると、『小学生の期間は勉強だけするのではなく、伸び伸びと過ごしてほしい』という親御さんの気持ちもあるのではないかと感じました。そこで実績を打ち出すよりも、『どのような理念も持って子どもを育てている学校なのか』をかみ砕いて伝えることを意識しています」と話す。
メインコピーは「きみに、最高の6年間をあげたい。」で、ビジュアルはボディコピーと子どもの表情を印象的に描いた写真でシンプルな構成に …