





「Having Guts Always Works Out For Me」
- CD+D/ステファン・サグマイスター
この作品を見たのは、社会人になった頃だったと思います。当時、すでにステファン・サグマイスターは国際的なデザイン賞をたくさん受賞しており、デザイン界では知られた人でした。僕も雑誌や展覧会で作品は見ていたのですが、TDC賞のトークイベントで話を聞いて、こんな面白い人がいるんだ、とあらためて意識するようになりました。
数ある作品の中でも、僕が一番好きなのが、「Having Guts Always Works Out For Me(ガッツを持てば、いつもうまくいく)」という作品。オーストリアの『.copy』のために制作されたもので、「Having」「guts」「always」「works out」「for」「me」それぞれの単語が各章のとびらに使われていたようです。最初に目に留まったのが、この作品が持つ身体性 …
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