ブレーンのカバーを飾るのは、世界の先端を行くクリエイターたちの作品。「BRAIN’S BRAIN」では「Creative Addiction(クリエイティブに夢中)」をテーマに彼らが制作したビジュアルと、オフィスや仕事を紹介していきます。7月号の表紙を手がけてくれたのは、プラハを拠点とするDaniel Vojtisekさんです。
Q1.表紙のアイデアを教えてください。
ものを作るとき、そのプロセスには、さまざまな種類の感情や気分のムラ、悪い癖などがつきまとうものです。これらをクリエイティブのプロセスの副作用であるとしましょう。副作用は厳密にいえば、ポジティブなものでも、ネガティブなものでもありません。あなたがクリエイティブのプロフェッショナルであれば、それらはパッケージ全体から見える一部分にすぎません。
私は薬のカプセルを描き、クリエイティブのプロセスにおけるさまざまな副作用をその中に詰めました。この薬を1つ飲むことは、1つの新しいプロジェクトを引き受けることと同じです。また、ピルに使用されているパノタイプフェイスは、タイポグラフィ制作のヘビーウェイトのメンバーによるものです。ありがとう!
Q2.それはどのように制作しましたか。
「Creative Addiction」というテーマでカバーを制作するにあたり、どうしようかと考えている最中に、新しいプロジェクトが始まるときに、私がいつも経験する行動のパターンに気がつきました。つまり、仕事と自分自身を分けることは決してできないし、自分はクリエイティブのプロセスにおいて、すべてのステップを個人的にこなしますし、他の人たちもおそらくそうであろうということです …