気になるあのCMの演出やキャスティングについてディレクターにインタビュー。今月は、内田裕也さんがきゃりーぱみゅぱみゅになりきって「ファッションモンスター」を踊る、日清焼そばU.F.O.の新CMについて佐藤渉さんに聞く。
パロディは変える部分と変えない部分のバランスが大事
テレビから、きゃりーぱみゅぱみゅの楽曲「ファッションモンスター」が流れてくる。目を向けると、そこで踊っているのはきゃりーではなく、内田裕也さん。一体どういうこと?と見た人を混乱させるこのCMは、内田さんが出演する日清焼そばU.F.O.の新CMシリーズの第1弾だ。
CMの目的は、U.F.O.のソースが濃厚であることをアピールすること。そこでCMでも人選と企画の"濃さ"にこだわり、「内田裕也さんに何をしてもらったら面白いか」から発想したという。監督の佐藤渉さんのところに話が来た時点で、「ファッションモンスター」を内田さんが踊る、という企画の骨子は決まっていた。
そこから佐藤さんが考えたのは、「ただのパロディにしない」「元ネタに関係なく内田さんが主役として成立しているムービーにする」の2点だった …