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ブルーノ・ムナーリ展、江口カン「ガチ星」他、注目のイベント

稀代の表現者・ムナーリのあらゆる活動を体験する

ブルーノ・ムナーリ こどもの心をもちつづけるということ

芸術からデザイン、児童教育に至るまで独創的な活動を繰り広げたブルーノ・ムナーリの日本最大の回顧展が、6月10日まで神奈川県立近代美術館 葉山で開催中だ。

ムナーリは、1930年代にイタリア未来派の一員として作品を発表する一方、広告や雑誌のデザインを手がける。第二次世界大戦後は20世紀前半の抽象画から続く現代美術の先端と密接に関わり、同世代の芸術家とも広く交流を持った。加えて画期的な素材としかけを用いた絵本の制作、照明や家具といったインダストリアル・デザインの仕事も数多くこなす。

晩年は独創的な子ども向けのワークショップを考案し、遊具も発表している。本展は、1985年にこどもの城における回顧展の際に実演されたワークショップを「ムナーリを読み解く鍵」として、その全生涯にわたる作品約320点を紹介。約150点が日本初公開となる。

《無題》1930年、カーサペルラルテ=パオロ・ミノーリ財団 (C)Bruno Munari. All rights reserved to Maurizio Corraini srl. Courtesy by Alberto Munari

《読めない本》試作 1955年、パルマ大学CSAC
(C)Bruno Munari. All rights reserved to Maurizio Corraini srl. Courtesy by Alberto Munari

《チューブ型照明器具:フォークランド》1964年/1999年、特定非営利活動法人市民の芸術活動推進委員会
(C)Bruno Munari. All rights reserved to Maurizio Corraini srl. Courtesy by Alberto Munari

ブルーノ・ムナーリ こどもの心をもちつづけるということ

開催中、6月10日まで。神奈川県立近代美術館 葉山
9時30分~17時(入館は30分前まで)
休館:月曜
観覧料:一般1200円、20歳未満・学生1050円、65歳以上600円、高校生100円、中学生以下無料
◆お問い合わせ→046-875-2800 神奈川県立近代美術館 葉山

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