ぼっち・努力・コピー
コピーライターになるとは1ミリも考えていなかった二十歳の頃。「絶対いやだ!働きたくない!!怖い!社会が怖い!!」などと某ぼっちのようなメンタルで引きこもりニート生活を送っていました。
サントリー/1996年
〇 C/小野田隆雄、川野康之
新潮社/1987年
〇 C/糸井重里
東日本旅客鉄道/1999年
〇 C/一倉宏
「できれば2000年以前の広告で、ご自身がそのコピーに触れた頃の随想を…」とご依頼いただいたのですが、これが面白いほどまったく思い浮かばない。「学生時代に街角で出会った1行が、僕の人生を変えたんスよ」とか「バイト先のBARの常連さんがコピーライターの○○さんで…」みたいな素敵なエピソードを書きたいのは山々なんですが、就職でその先の日本から上京してきた僕には、そんな気の利いたエクスペリエンスなど微塵もないわけです。
「名刺にコピーライターと書けば、誰でもコピーライターになれる」なんて話がありますが、僕はまさにその類で、社内転局試験に合格し、コピーライターと書かれた名刺を渡されて初めて「やばい、コピーって何?」となり、コピー学校に通い始めた「意識低い系」で言えば、かなりトップクラスのコピーライターだったと自負しています …