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世の中をスッキリさせてくれる プロダクトヒーロー

山本拓生(takuo.tokyo)

カラフルなバーの中にキラリと光る5色のクロレッツ。「クロレッツを食べてスッキリする」、そんな気分をアクリルのバーを使ってカラフルなビジュアルで表現してくれたのは、山本拓生さんです。

今回制作したビジュアル。

5色から連想した戦隊ヒーロー

モンデリーズさんのオリエンのテーマは、「スッキリ」。それを聞いたとき、世の中のあらゆるものをスッキリさせるビジュアルって何だろう、難しいと感じました。それよりも、すでにみんなが知っている「クロレッツ」だからこそ、あらためて見たときにハッとするようなビジュアルにできたら、より強く商品の印象を残すことができるのでは、と思いました。

アクリルをモチーフに使う案は、最初に思いついたもの。「スッキリしている人は輝いているのではないか」という仮説を立てたところ、クリアな印象のアクリルそのものに、スッキリのイメージが重なったんです。

それからもう一つ、オリエンで「5つのフレーバーを全部出してほしい」というリクエストをいただきました。テーブルの上に赤、青、黄、緑、黒という5色の商品が並んだ様子を見たとき、あれ、これって戦隊ゴレンジャーみたい……と奇しくも思ってしまった。まさにプロダクトヒーロー、ガム界の"スッキリレンジャー"です。そこで5つのクロレッツを「世の中をスッキリさせてくれるヒーロー」のように表現することで、商品が持つ情緒的な気分を作れたらいいなと思いました。

アクリルは既存の色の中からフレーバーに近いものを選び、クロレッツと同じサイズに切り出してもらいました。当初は、縦にきれいに並べる予定でしたが、斜めに並んでいるほうがよりシャープで、スッキリの気分を強く感じられるのではないかと思い、変更しました。

フォトグラファー 青山たかかずさんが考えてくれた撮影方法もクリアな色を出すのに奏功しています。アクリルが並んだ台の下に白い紙を1枚はさんでいます。そうすることで、アクリルにライトを当てたときに、白い紙に写る影がチラチラと効果的に出るんです。少しずれるだけで幾何学的な模様になって、色に深みを増すことができました。

撮影はスムーズにいきました。僕の想像では、ライティングでアクリルがもっとキラキラすると思っていたのですが、意外にそうでもなかった(笑)。青山さんがライティングをいろいろと調整してくれた結果、ここまできれいなビジュアルになりました。ともすれば、こうした表現はCGでもできてしまうものですが、フォトグラファーと2人でいろいろと試しながら取り組めたことで、あらためて撮影の面白さを感じました。同時にCGではない、撮影の残像のようなものを感じさてもらえるように仕上げていきました。

キャッチフレーズは、「Let's Clorets」です。「Let's」という言葉が持つ前向きな気持ちで、クロレッツを楽しんでもらえたら、という思いを込めています。誰もが知っている商品だからこそ、多くの言葉を語らなくてもビジュアルだけで、その機能や気分が伝わるのではないか。さらに言えば、誰もが知っている商品だからこそ、こうした思い切ったビジュアルを作ることができたのだと思います。

僕はかっこいいとかっこ悪いの境目の表現が、一番面白いと思っているんです。どんな仕事でも、とにかく削って、削って削りまくってシンプルで潔いものにして、そのギリギリのところを狙っていきます。その判断基準は、もう自分の中にしかないのですが(笑)。クロレッツのビジュアルも、そういう意味では自分らしいものができたのではないかと思っています。

撮影時の様子。

山本さんが手がけた仕事

オハヨー乳業「ロイテリ」

OPA ブランドビジュアル

PARCO Webムービー

山本拓生(やまもと・たくお)
1976年横浜生まれ。LOVE&PEACE、I&S BBDO、アサツー ディ・ケイを経て、2017年にtakuo.tokyoを設立。これまでの主な仕事に、オハヨー乳業、アイレ、大塚製薬、PARCO、OPA、参天製薬、三菱地所、ソニー生命、YKK、スバル他。

青山たかかず(あおやま・たかかず)
1976年東京都生まれ。現在アマナフォトグラフィ所属。

  • AD/山本拓生
  • D/瀧澤壮一
  • 撮影/青山たかかず

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