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今月の展覧会&コンペティション

デザイン・アート・広告賞今月の展覧会&コンペティション

en[縁]:アート・オブ・ネクサス
第15回ヴェネチア・ビエンナーレ 国際建築展 日本館帰国展

en[縁]:アート・オブ・ネクサス―第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館展示風景

en[縁]:アート・オブ・ネクサス―第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館展示風景
(C)石山和広

第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展で特別表彰を受賞した日本館の展示「en[縁]:アート・オブ・ネクサス」。若手建築家12組に光を当て、彼らの実践を「人の縁」「モノの縁」「地域の縁」という3つのテーマで提示した。本帰国展ではヴェネチアでの展示をベースに、映像や模型などのオリジナル要素を追加、再構成。アジア特有の柔軟な木造文化が強く関与した彼らの実践からは、建築の持つ可能性を押し広げようとする現代の建築家たちのしなやかな強さが感じられる。

TOTOギャラリー・間
2018年1月24日~3月18日
月曜、祝日休館(ただし、2月11日は開館)
お問い合わせ→ 03-3402-1010

小杉武久 音楽のピクニック

《マノ・ダルマ、エレクトロニック(キャッチ・ウェーブ)》ドローイング 1967年

《マノ・ダルマ、 エレクトロニック》 1967/2015年

タージ・マハル旅行団 1971年

常に既成の「音楽」という概念を拡張しようとしてきた音楽家・小杉武久は、1960年代にはさまざまな芸術家と関わり、「音」を超えた音楽のあり方を追求。そして、音楽のジャンルを超えたタージ・マハル旅行団を結成し、海岸、ホール、フェスなどで演奏。

また、音を基点としたオブジェやインスタレーション作品を制作し、美術館をも活動の場としてきた。本展では、300点超の資料と、オーディオ・ビジュアル作品を展示。そこには、小杉の音楽による「ピクニック」とでも形容すべき、きわめて軽やかな「音」による芸術がある。

芦屋市立美術博物館
開催中、2018年2月12日まで
月曜および12月28日~2018年1月4日休館(ただし、1月8日、2月12日は開館し、1月9日は休館)
お問い合わせ→ 0797-38-5432

ウィム・クロウエル グリッドに魅せられて

ニュー・アルファベット 1967
クワドラート・プリント誌 デ・ヨン社
カタログ

デザイナー展 1968
アムステルダム市立美術館
ポスター

実験的なコンピューター・アルファベット、切手、カレンダーなどのデザインで知られるウィム・クロウエル。彼はグリッドを活用した合理的かつシステマティックなデザインを推進し、デザイナーは、広告よりもむしろ客観的な姿勢を持ってインフォメーションデザインに取り組むべきと主張してきた。本展は、半世紀にわたって極めて一貫性のある作品づくりを実現し続けてきた彼の業績の全容を伝える日本初の展覧会となっている。

京都dddギャラリー
開催中、2018年3月17日まで
日曜、祝日および12月28日~2018年1月4日まで休館(ただし、3月4日は特別開館)
お問い合わせ→ 075-871-1480

ポスターでみる映画史 Part3 SF・怪獣映画の世界

『原子怪獣現わる』(1953年、日本公開1954年、ユージン・ローリー[ウージェーヌ・ルーリエ]監督)

『2001年宇宙の旅』(1968年、日本公開同年、スタンリー・キューブリック監督)

宇宙旅行や時間の超越といった、尽きることのない人間の想像力が自在に発揮されてきたSF映画。現実を凌駕するストーリーや映像表現は、観客に圧倒的なインパクトを与え続けている。『メトロポリス』『キング・コング』などの古典作品から、『ゴジラ』などの特撮技術の粋をつぎ込んだ日本の怪獣映画、そして全世界を席巻した「スター・ウォーズ」以降のSF映画の黄金期など、その豊かな系譜を辿る本展。ポスターデザインに込められた、イマジネーションの飛躍が楽しめる展覧会となっている。

東京国立近代美術館 フィルムセンター
2018年1月4日~3月25日
月曜休室
お問い合わせ→ 03-5777-8600(ハローダイヤル) …
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