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一般の人にも開かれた「食堂」つきオフィス─SUPPOSE DESIGN OFFICE「社食堂」

SUPPOSE DESIGN OFFICE

アイランド型の厨房の周りを囲むように、テーブルやソファ席を配置。奥の壁はギャラリー。

代々木上原駅から徒歩7分の立地に、2017年4月「社食堂」がオープンした。ここは建築家の谷尻誠さんと吉田愛さん率いる建築設計事務所SUPPOSE DESIGN OFFICEの「社員の食堂」であり、一般の人が利用できる「社会の食堂」でもある。

執務スペースと食堂スペースに明快な境目はない。ひとつながりの空間にアイランド式の厨房があり、周りをテーブルが囲んでいる。食事をする一般の人もいれば、打合せをしているグループもいる。入り口には物販コーナーがあり、壁一面に並ぶ本は席で自由に閲覧できる。奥は社員のデスクが並び執務スペースだとわかるが、手前のスペースのあり方はいい意味であいまいだ。

「昼はご飯を食べる人で席が埋まるので『食堂』という現象が浮かび上がり、午後には打合せが始まって『会議室』になる。僕は何でも『名前を取る』ことを普段からやっていて、空間に名前を与えるのは、人の行為だと思っています。ここは、コワーキングスペースのような、食堂、ギャラリー、ライブラリー、お店のような…ニュートラルな場所なんです」と谷尻さんは言う。

多忙なスタッフがきちんと食事を取れるようになっただけでなく、コミュニケーションも活発になり、さらにクライアントが自社の社食代わりに使うようになるなど、意外な使われ方も。「社食堂」はオフィスに様々な偶発性を呼び込む存在になっている …

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