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BRAIN'S BRAIN

Studio Berginiによる今月のカバー

Studio Bergini

ブレーンのカバーを飾るのは、世界の先端を行くクリエイターたちの作品。「BRAIN’S BRAIN」では「Creative Addiction(クリエイティブに夢中)」をテーマに彼らが制作したビジュアルと、オフィスや仕事を紹介していきます。1月号の表紙を手がけてくれたのは、ロンドンのデザインスタジオ「Studio Bergini」のFrancesco CorsiniさんとKristian Hjorth Bergeさんです。

Q.表紙のアイデアについて教えてください。

私たちの日常業務において、クリエイティブのプロセスとは、切れ目なく連なった課題解決のタスクのようなものです。まるでパズルのようです。この表紙のブリーフは、たった2語(Creative Addiction)でした。ここから、素晴らしい帰結、未知の解決策につながる道すじを何とか見つけなければなりません。

とらえどころのない可能性の中から、これはと思うアイデアをはたして引き出せるのだろうか…そう考えるとくじけそうになります。しかし、ひとたび糸口をとらえ、道をたどりはじめれば、ぐっと楽しくなります。この中毒性があるから、私たちクリエイティブの人間は、この仕事をやめられないのでしょう。

私たちの制作したカバービジュアルは、読者に向けて、この課題解決のタスクを、複数のレイヤーで構成したパズルで表したものです。実際のプロセスとは、逆の順になっています。

読者はまず、これが何の文字かを解読しなければなりません。次に、色のグループで文字を単語として認識する必要があります。ひとたびそのルールに気づけば、「I add reactive tonic」と読めるでしょう。でも、それは奇妙ですよね。なぜなら、これはアナグラムだからです。別の読み方をすれば、「creative addiction」と読めるでしょう。

Studio Bergini

Q.What is the idea for this cover?and how did you make it?

In our day-to-day work, we see the creative process as a continuous task of problem solving, much like a puzzle. Starting with a brief, in this case just two words, from there somehow you have to find your way to some great final,unknown solution.

It can be a very daunting experience when you feel like you have to pull something clever out of thin air, seemingly with endless opportunities—but that makes it all the more exciting once you find a clue and start winding your way down a good path ...

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