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読者が選ぶ 広告グランプリ2017

2017年に登場した 注目クリエイティブエージェンシーは?

新ビジネスモデルの新会社が登場

副編:2017年に登場した新しい会社も振り返ってみたいと思います。1月に電通出身の戸田宏一郎さんとdofの齋藤太郎さんがクリエイティブ&コンサルティングの新会社「CC」を立ち上げました。同時期に、博報堂出身の三浦崇宏さんと電通出身の福本龍馬さんも「GO」を設立しています。

編集長:どちらも、従来の広告会社とは違う新しい領域に取り組もうとしているよね。

副編:はい。CCは、広告より手前のビジョンづくりの領域を手がけたいと設立されています。GOも「事業クリエイティブ」という言葉を掲げていたり、レベニューシェアやストックオプションなどフィーだけでない事業モデルに取り組んでいます。これまで独立というと、十分独り立ちできるスキルを身につけた人が個人の名前でやっていくという印象が強いですが、今は広告会社の中ではできないビジネスモデルを実現するために自分の会社を興す、というように変わってきていますね。

編集長:広告会社の形態が、実際のクライアントの要望に合わなくなっている、ということなんだろうね。

副編:4月に電通から岸勇希さんらが独立して設立した刻キタルでは、社内でクライアントやパートナー企業向けの講義シリーズ(PARTNERS MEETING)を定期的に設けていて、クライアントと日常的に接点を持ったり、共に学ぶ関係を構築していくことを重視しているそうです。

編集長:クライアントとエージェンシーの関係性も変わっていきそうですね。

副編:どの会社も、「課題解決」から「事業創造」や「成長サポート」へと軸足が移っていますよね。元「HAKUHODO THE DAY」の佐藤夏生さんは、博報堂から完全に独立して「EVERY DAY IS THE DAY」を作りました。純粋なクリエイティブ産業を日本で実現するために、広告以外の出身のCDも迎え、資本的にも広告会社から独立することにしたそうです ...

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