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セレクト10

今月の展示会&コンペティション

デザイン・アート・広告賞 今月の展覧会&コンペティション

アッセンブリッジ・ナゴヤ 2017

昨年の様子 Photo|Takayuki Imai

一柳慧 Photo|Koh Okabe

アッセンブリッジとは、「集める」「組み立てる」という意味のassembleと、bridgeを組み合わせた造語。音楽やアートが架け橋となって、街と人が出会い、つながり、新たな文化が育まれていくことを目指して、昨年から始まった。今年は、日本を代表する作曲家・一柳慧のピアノ曲《タイム・シークエンス》に着想を得て、時間の流れと土地や場所の関係や生成変化に焦点を当てた。名古屋港エリアを舞台に日常の何気ない風景や人の営みをリンクさせる山城大督の新作などを展開する。

名古屋港~築地口エリア一帯
開催中、12月10日まで
会期中、木~日曜日
お問い合わせ→052-652-2511

岡本太郎とメディアアート 山口勝弘-受け継がれるもの

岡本太郎《森の掟》1950年

山口勝弘《川崎》1988年

幸村真佐男《沈まない太陽》

岡本太郎は、分野を超えた新しい芸術の展開を求める活動の中で、若い芸術家たちを支援していた。その精神を受け継ぎ、時代に先駆けて独自の表現を確立していった山口勝弘もまた、次世代を継ぐアーティストを世に送り出し、現代のメディアアートという分野が確立。岡本から山口、そして、その先に開花したメディアアートを担う現代アーティスト10人の作品を紹介する本展。山口が岡本に捧げたオマージュ作品をはじめとし、現代アーティストの作品が岡本太郎の展示空間でコラボレーションする。

川崎市岡本太郎美術館
11月3日~2018年1月28日
月曜および祝日の翌日、12月29日~1月3日休館(ただし1月8日は開館し、1月9日は休館)
お問い合わせ→044-900-9898

MARUHIRO POP UP STORE & EXHIBITION in KYOTO

展示会メインビジュアル

京都のグラフィックデザイナー 三重野龍(左)とマルヒロのブランドマネージャー 馬場匡平(右)波佐見町の型屋にて

アーティストのイラストを使って飾り皿を作る「転写シール」のワークショップ

400年続く長崎県の工芸品である波佐見焼の陶磁器メーカー・有限会社マルヒロ。気鋭のクリエイターたちとコラボレーションした新商品や自社ブランド商品250種以上を展示販売するほか、波佐見焼で作ったユニークなアート作品の展示や、大人も子どもも楽しめる波佐見焼ならではのワークショプも開催する。また、会場には福岡で人気のコーヒーショップ「manu coffee」も出店し、楽しく賑やかなエキシビションとなっている。

ASPHODEL
11月23日~26日
会期中無休
お問い合わせ→0955-42-2777

三沢厚彦 アニマルハウス 謎の館

三沢厚彦、舟越桂、小林正人、杉戸洋、浅田政志 with Animals 2017
Photo|Masashi Asada

三沢厚彦 Animal 2016-01 楠、油彩
撮影:渡邉郁弘

鑿や刀を使用する木彫という伝統的な技法で、樟の丸太から彫りだされ、油絵具で彩色された実物大の動物たち「ANIMALS」。それはまさしく「ani ma(魂)」が吹きこまれたかのごとく、生々しい生命感を漂わせている。彼らは美術館内に居場所を見つけ、その建築空間と新たなる関係性を結んでいく。本展ではそこを、アニマルハウス 謎の館と称し、三沢厚彦も館の主人として、館内に居場所を構え、作品を制作・展示する。客人として、彫刻家の舟越桂、画家の小林正人と杉戸洋、写真家の浅田政志らも参加する。

渋谷区立松濤美術館
開催中、11月26日まで
月曜休館
お問い合わせ→03-3465-9421 ...
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