ある時は、都内某所のコンビニでDJパーティーを開催。またある時は、盆踊りにDJを組み合わせ、その場を老若男女が楽しめるダンスフロアに変える。岸野雄一さんは、地域に「開かれた場」をつくり出す。

コンビニ店内でDJがターンテーブルを回す『コンビニDJ』のフライヤー。海外メディアにも取り上げられ、外国人のお客も訪れるという。
場所は非公開、都内某所で開催
コンビニにDJブースを設置して店内をパーティー空間に変え、地域内外から多くの人を呼び寄せる。コンビニを音楽のチカラで、本当の意味で「開かれた場所」にする試みが『コンビニDJ』だ。
主催するのは、岸野雄一さん。スタディスト(勉強家)を名乗り、東京藝術大学大学院でサウンド・デザインの教鞭を執り、自らもアーティストとして活動し、海外公演も行う。さらに、文化庁メディア芸術祭で大賞を受賞した実績を持つ。
第1回の『コンビニDJ』は2015年秋に行われた。『コンビニDJ』の場所は非公開で、都内某所で行われている。チラシにも大まかな地図しか載っていない ...