10月16日、アマナイメージズ、メトロ アド エージェンシー、宣伝会議の3社による「ART TRAIN PROJECT」がスタートした。誰もが利用する公共交通機関と誰もが楽しむことができるアートを組み合わせた、これまでにない新しいプロジェクトだ。
このプロジェクトは、「日常に豊かさを添える、未来の電車の在り方。」をコンセプトに、移動手段としてだけでなく、コミュニケーションの場として新しい電車の在り方を提示するものとして始まった。東京メトロの車内広告枠に著名人がキュレーションしたアートフォトをポスターとして掲出し、乗車した人々が移動時間に写真を楽しんだり、さらに気に入った写真があれば特設Webサイトから写真を購入できる仕組みになっている。
写真を選定するキュレーターは、美術家 清川あさみさん、現代アーティスト 小松美羽さん、音楽家 渋谷慶一郎さん、モデル/女優 玉城ティナさん、アートディレクター 千原徹也さん、スマイルズ代表 遠山正道さんの6名。それぞれが独自のキュレーションテーマを設定し、数千種類のアートフォトの中から6枚の写真を選び出している。その中の1~2枚が東京メトロのまど上に掲出されており、銀座線と丸の内線では10月31日まで広告貸切電車を走らせた。
特設Webサイトには、各キュレーターが選んだ6枚の写真がすべて公開されており、写真に対するコメントや選定の様子を見ることができる。
ブレーンでは次号から全3回にわたり、キュレーターが写真を選定する様子やテーマの背景などをレポートしていきます。