日本コカ・コーラの新烏龍茶ブランドが応募キャンペーンを開始した。応募条件はスマートフォンをなぞりながら180分間待ち続けること。一見簡単なこの条件だが、クリアした人は挑戦者全体の5%に満たない。
新しいブランドを体感してもらうための仕掛け
日本コカ・コーラは2015年より販売している烏龍茶ブランド「つむぎ」を刷新し、9月より「熟成烏龍茶 つむぎ」(以下 熟成烏龍茶)として新発売した。それに伴い、俳優の浅野忠信さんを起用した新しいコミュニケーションをテレビCMや交通広告、Webなどで展開している。「普通か?熟成か?」をキーメッセージに、2人の浅野さんが選択を迫るビジュアルが統一で各メディアに掲出された。
「今回はこれまでのブランドのリニューアルではなく、全く新しい商品として熟成烏龍茶を発売し、広告もそれに合わせて新しく制作しました」と日本コカ・コーラ マーケティング本部ティーカテゴリー マネジャーの坪根秀史さんは話す。加えて、今回のブランド刷新のポイントである“熟成”についてより深く伝えるためのキャンペーンを実施した。
それは選択を促すビジュアルを見て、熟成を選んだ(に興味を持った)人がWebサイトから参加できる「熟成チャレンジ」というキャンペーンだ。抽選で景品が当たるという形式は一般的なキャンペーンと変わらない。しかし、応募するためにはスマートフォンをなぞり続け、“180分間”茶葉を熟成させることが必要になる ...