ブレーンのカバーを飾るのは、世界の先端を行くクリエイターたちの作品。「BRAIN’S BRAIN」では「Creative Addicion(クリエイティブに夢中)」をテーマに彼らが制作したビジュアルと、オフィスや仕事を紹介していきます。11月号の表紙を手がけてくれたのは、パリをベースとするFrederic Tacerさんです。
Q1.表紙のアイデアについて教えてください。
私はクリエイターにとって1番のaddictionは、好奇心と常によりよいもの追求する力だと信じています。このカバーを個人的には、創造性の物語と見ています。私はいつも真っ白なページのイメージに魅了されてきました。すべてのプロジェクトはそこから始まり、その背後には可能性の宇宙が広がっています。クリエイティブの視点から言うと、真っ白なページは何もなく、同時にすべてがあります。
Q2.そのアイデアはどのように生まれましたか。
これは元々私が「Behind the Seen」というプロジェクトの一部として制作したイメージです。2014年に、パリの地下鉄の広告スペースを一定期間ジャックするというプロジェクトに参加しました。この貴重な機会に、私はパリ市民と観光客に静寂を視覚的に感じてもらえる瞬間を無償で提供したいと思い、取り組みました。
Q3.日本の広告やデザインについてどう思いますか。
私は日本の広告にそれほど詳しくありませんが、日本のデザインがミニマルなアプローチを探求していることに共感を感じています。私はミニマリズムがデザインの本質であると心から信じています。グラフィックデザインでは、福田繁雄さんと勝井三雄さんの作品が好きで、深く尊敬しています。
Frédéric Tacer
Q1.What is the idea for this cover?
I believe a creative person’s number one addiction should be curiosity and the ability to always seek further. I personally see this cover as an allegory of inspiration. I’ve always been fascinated by the image of the blank page. Every project starts with one and there is(quite literally here)a universe of possibilities behind it. From a creative perspective, the blank page is nothing and everything at the same time ...