前号より2号連続でお届けするBOVAスピンアウト企画。ブレーン主催のオンライン動画コンテスト「BOVA」の応募作品から、協賛企業であるヤマサ醤油が独自に選出した作品のクリエイターとコラボレーションし、ヤマサ「鮮度の一滴」の「ピタッと弁」をテーマに動画を制作した。ここでは電通の辻中輝さん、伊勢田世山さんの企画制作の背景をレポートします。
S:2017年7月某日斉藤一家
父:なんかおかしいよ。
母:なに?
父:いや、床が⋯ベタベタする⋯
父:カメラで撮っとこう。
S:不思議な現象が
母:なにこれ?
父:なんだろう。しょっぱい。
S:家族を崩壊させていく
母:キャー!
父:どうしたの?ママ?ママどこ?
母:壁⋯
S:ビデオに残った
母:かおり?どうしたの?かおり⋯?
かおり!!??
S:衝撃の事実とは⋯
母:ていうかこれ⋯醤油じゃない!!!
S+NA:液だれ
母:誰か止めてーーー!
NA:醤油が止まる、ピタッと弁搭載。
ヤマサ、鮮度の一滴。
世界初?しょうゆで作られたホラー映画
2017年7月、ある家族を悲劇が襲った。「床のべたつき」に始まり、「扉の下から染み出る液体」「壁に現れた謎の手形」など次々に奇怪な現象が巻き起こる。一見、「血」を思わせる液体が関連するこれらの出来事。動画の終盤でその真相が明らかになり、しょうゆさしからの「液だれ」がすべての元凶だとわかる。この動画は、しょうゆさしからしょうゆが垂れることを誇張した、ホラー映画の予告篇のようになっている。「液だれ」することを一大事のように描くことで、ヤマサ「鮮度の一滴」のパッケージの新機能「ピタッと弁」を訴求した。
制作してくれたのは、電通 CMプランナーの辻中輝さんとAOI Pro.企画演出部の伊勢田世山さん(電通へ出向中)のチームだ ...