あの人はどう考えているの?その時もっとも気になる質問に対して、複数のクリエイターに回答していただくコーナーです。
「人混み」という考え方
人混みが苦手だ。思いのままに、サクサク歩けない。ときおり、手や肩がぶつかる。そこにいるだけで、なんだかちょっぴり、疲れてしまう。そう思ったとき、ふと考えた。──人混みって、なんだろう。そこには、いくつものふたりが愛し合って生まれた、たった一人のひとが、いる。そのひとには、好きな人がいる。そのひとを、好きな人もいる。そのことを忘れてしまう、「人混み」という考え方。それは、人に関わるすべての社会問題のもととなる、こころの社会問題だと思うのです。

I&S BBDO Creative Group
コピーライター/クリエイティブプランナー
押部由紀奈(おしべ・ゆきな)
エンドレスに仕事ができる環境
夜遅くにすみません。お休みの日にすみません。ご都合のよいタイミングでお返事ください。...というメール、メッセンジャー、LINEなど。いくら定時に帰ったって、連絡は24時間、365日、終わらない。本当に気の休まる時っていつ?というのがいまの時代。残業時間がどうこうということが問題じゃなくて、エンドレスに仕事ができる環境が問題。19:00以降は、緊急時以外メールしない、電話しない、というような社会ルールの整備が必要?

新東通信スケッチ
代表取締役/クリエイティブディレクター
岩田正一(いわた・しょういち)
地方の人口流出
僕の地元の島では毎年、ほとんどの高校3年生が進学のため島を離れます。そのまま島外で就職します。この「みんなごっそり地元を離れて戻ってこない現象」は社会問題だなあと思います(僕自身そうでした) ...