ピノを食べることで起こる小さな変化を若者の日常に乗せて届ける。今回の動画を制作してくれたのは斉藤友和さん(EPOCH)だ。
ピノを若者の日常のアクセントに
主人公は失恋した女の子。主人公の気持ちを表す6つのワードを中心にストーリーは展開される。ピノを一粒食べる度に、落ち込む主人公の気持ちに前向きな変化が――。恋に振り回される少女は少しずつ大人の女性へと成長していく。若者のリアルな感情の揺れ動きを6粒のピノに投影し表現したのは、EPOCHにインターン生として所属する斉藤友和さん。また、制作に携わったのは斉藤さんが在学する大学のメンバーである。
オリエンを受けて、まさにターゲットである自分たちの日常を振り返って企画を立てることにしたという。するとメンバーから、「昔は家族でピノをよく食べていたが、一人暮らしを始めた最近は少し離れてしまっている」と声が上がった。「ピノは家族で分け合って食べる印象が強く、親元を離れる世代では消費シーンが見えづらいのではないか」と斉藤さん。そうした自分たちの経験から、どうしたら若者が日常的に食べたくなるかを考えながら企画を進めた。
実際にピノを食べるシーンを思い浮かべてみると、「ピックで刺す、口に入れる、溶かして味わう」と他のアイスに比べて工程が多く、ゆっくり時間をかけて食べることに気づいた。このピノならではの食べ方を若者の感情の揺れ動きとリンクさせて表現できないかと考え、「刺激を受ける、感情が動く、行動し成長する」という流れのストーリーを設計した。
また、表現面では作り込まれた感じが出ないように、普段触れている日常の風景を再現するように心がけたという。時間帯の設定や光の入り方など細かい点にも配慮した。主人公の心情が映像に反映されるように、夜のシーンで沈んだ気持ちを表し、前向きになるにつれて明るいシーンが増えていく。
「今回の制作は普段よりも自由度が高く、映像制作を始めたばかりの中学時代、動画に熱中していた気持ちで取り組むことができました」と斉藤さんは振り返る。「日常に小さな変化を起こしたい時に、ピノを思い浮かべてもらうことができれば」と作品への思いを語った。
草馬:もう…よくね?
瑞季:(ビンタ)
T:忘れたくなる恋もある。
瑞季:あーーーー!
♪~SONALIO「アットランダム」
真織:ご注文お伺いします。
瑞季:ホットコーヒーで。
真織:はい、失礼します。
瑞季:よし!
SE:(着信音)
メール(真織):伝えたいことがあります。
お店の屋上で待ってます。
瑞季:え!?なに急に!
真織:急に呼び出してごめん…。あの…好きです。
瑞季:(無言で真織にピノを食べさせる)
真織:つ…つめたい…。
瑞季(NA):私を変える、小さな魔法。
CI:♪~森永乳業
スマートフォンで上の画像が動きだす!
無料アプリ「aug!オーグ」をスマートフォンにダウンロードして、右のキービジュアルにかざすと、今回制作されたCMが再生されます。(iOS6以上を搭載した、iPhone、iPad。およびAndroid4.0以上を搭載したAndroidに対応)。
- 企画制作/EPOCH
- 企画+演出+編集+PR/斉藤友和
- PM/山田朝華
- PMアシスタント/三辻花音
- 撮影/林大智
- 撮影アシスタント/田邉健太
- 照明/平林健太郎
- 照明アシスタント/中津愛
- MIX/松本麟
- MA/佐藤博貴
- 音楽/SONALIO
- HM+ST/塩満誉
- HM+STアシスタント/諸星七海、近藤葵
- 出演/斉藤瑞季、松田真織、藤井草馬
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