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BRAIN'S BRAIN

W+K Sarah Hollowoodさんによる今月のカバーストーリー

Sarah Hollowood

ブレーンのカバーを飾るのは、世界の先端を行くクリエイターたちの作品。「BRAIN'S BRAIN」では「Creative Addicion(クリエイティブに夢中)」をテーマに彼らが制作したビジュアルと、オフィスや仕事を紹介していきます。6月号の表紙を制作してくれたのは、ワイデン+ケネディ ポートランドのシニアデザイナー、サラ・ホロウッドさんです。

▼ 表紙別案

削った鉛筆のモチーフを使い、クリエイティブなプロジェクトの反復性を表現している。(by Lea Loo)

カラフルな円の結びつきが、新しい発見のために知識や経験をリンクさせていく様子を表している。(by Miyu Shirotsuka)

線描を制作する作業自体に中毒性があり、ディテールへの集中や忍耐、予測する力などを必要とする。(by Seth Shelman)

――表紙のアイデアを教えてください。

クリエイティブ制作過程では、つつく、掘る、こする、引っぱる、嗅ぐ、眺める、味わう…とあらゆるアプローチが必要になります。すべての感覚が研ぎ澄まされ、感性が高まっている時に、オリジナルのアプローチは見つかるものです。このカバーは、指が加える力のビジュアルでテーマを簡潔に表しつつ、シンプルで強すぎない表現を心がけました。

――そのアイデアはどう生まれたのですか。

"Creative addiction"とは、自然体でありつつ、研ぎ澄まされたある一点をを見つけることだと考えています。見る人に意図が伝わり、何か感じとってもらえるように、アイデアを最もシンプルな形まで落とし込んでいきました。

――日本の広告やデザインについて、どう思いますか?

昨年初めて日本を訪れた時、環境や文化・伝統がいかに現代の日本のデザインに深く影響を及ぼしているのかを目の当たりにしました。また、あらゆるもののデザインが考え抜かれ、例えば、米菓の小さなパッケージのデザインひとつにも深い考えがあったり、あらゆるところにゆるキャラがついていて、そのものを愛され記憶に残るようにしていました。どんな小さなデザインにも命が宿っていると感じます。

Sarah Hollowood

Q1. What is the idea for this cover and how did you make it?

At no point during the creative process is one ever finished poking, digging, scratching,pulling, sniffing, looking, tasting, and discovering. It is when all of the senses are fully awake and receptive that one is able to find a unique approach to a project at hand ...

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