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「地元に戻ります」という1人の社員の声から名古屋支社を設立

un-T factory!

名古屋から東京へ出て、9年間働いたアートディレクターの飯田淳介さんは、夫婦で名古屋へ拠点を移したいと考えていた。名古屋の会社に転職か、独立してフリーランスか―悩んでいた時に社長が出した予想外の提案で、人生が思わぬ方向へと動き出した。

飯田淳介(いいだ・じゅんすけ)
1977年名古屋市生まれ。愛知教育大学卒。2001年よりun-T factory!にてWebデザイナー/アートディレクターとして従事。コーポレート/ブランドサイトを中心に多数の制作に携わる。2009年名古屋支社設立を機に、生まれ育った名古屋に戻り現在に至る。

オフィスでは毎月社外の人も招いた食事会を行っている。

東京から名古屋へ夫婦でUターン

un-T factory!(アンティー・ファクトリー、以下アンティー)は、Webサイトの企画・デザインからスタートし、今ではアプリ開発、サイネージのデザインなどを総合的に手がけるデジタル系制作会社だ。2001年に東京本社を構え、以降、名古屋オフィス、大阪オフィス、宮崎サテライトオフィスと拡大してきた。

名古屋支社長で、アートディレクターの飯田淳介さんが同社に入社したのは13年前。飯田さんは名古屋出身で、入社から9年間は東京で働いていた。「名古屋の大学を出て、23歳のときに修行のつもりで上京しました。一流に近いところでWebについて学びたかったんです」。

会社に泊まりこむなど夢中で働く一方、プライベートでは結婚し、今後の人生について夫婦で話すようになった。「妻も愛知出身なので、生活の拠点をいつか名古屋に移したいと夫婦で話していました。社長には少しずつその意志を伝えていましたが、当時は東京オフィスしかなかったので、名古屋の会社に転職か、独立してフリーランスかのいずれかだろうと考えていました」。

悩んでいる飯田さんに社長がかけた言葉は「名古屋でオフィス借りてやるから、現地で人を採用してやってみたら」という予想外の言葉だった。「まさか会社が1人のために支社をつくってくれるなんて思いませんでした。でも、面白いし、失うものはないのでトライすることに決めました」。こうして2009年に名古屋オフィスを1人でオープンし、拠点を名古屋へと移した。

現在名古屋支社の社員は飯田さん含めて10人で、春からはさらに2人が入社予定だ。仕事は東京本社が名古屋オフィス指定で受ける仕事と、地元の仕事の両輪で回している。地元のクライアントからは ...

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