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セレクト10

「超日本」展、VOCA展2017など今月の展覧会

デザイン・アート・広告賞今月の展覧会&コンペティション

エリオット・アーウィット 写真展『ウィット&ユーモア』

New York City, 1946.
(C)Elliott Erwitt/Magnum Photos

エリオット・アーウィットは、「写真とは観察の芸術。何を見ているかというのはあまり関係なく、どのように見ているかがすべてである」と語る。ウィットとユーモアに富み、人間味あふれる作品を生み出し続けてきたアーウィット。犬や子供などの親しみやすい題材を好んで撮影し、一見すると何でもない光景を撮影しているようでいて、その写真には普遍的な真理が隠されている。本展では、彼の代名詞とも言える「犬」の作品を中心に、ゼラチンシルバーのオリジナルプリント作品約30点を展示する。

Art Gallery M84
3月6日~4月15日
日曜休館
お問い合わせ→03-3248-8454

歌川国芳 21世紀の絵画力

讃岐院眷属をして為朝をすくふ図 前期展示

相馬の古内裏 後期展示

猫のすゞみ 前期展示

明治時代には海外でも評価された葛飾北斎と歌川広重。ここ数年、この2人をしのぐほど人気となっている浮世絵師がいる。それが歌川国芳。彼の作品には、余韻や情緒よりも、激しさやにぎにぎしさ、笑いが満ちあふれている。この人気の背景には、現代のイラストレーションやマンガに通じる、「日常の娯楽」という感覚があるのかもしれない。本展では、約240点もの国芳作品を展示し、時代を超えて愛される国芳の魅力を存分に紹介する。

府中市美術館
前期:3月11日~4月9日 後期:4月11日~5月7日
月曜休館(ただし3月20日、5月1日は開館し、3月21日は休館)
お問い合わせ→03-5777-8600(ハローダイヤル)

MAMコレクション004:未知の物語を想像する

米田知子
《フロイトの眼鏡-ユングのテキストを見る2》
1998年 ゼラチン・シルバー・プリント 120x120 cm

イー・イラン
《スールー諸島の物語-カラウイット島の麒麟》
2005年 デジタルプリント 61x61 cm

アジアの現代美術に焦点をあてた森美術館のコレクションから、毎回テーマに沿った展示を行うMAMコレクション。本展では、米田知子、シルパ・グプタ、イー・イランの3名の作品を紹介する。展示する作品はすべて、史実や伝説に、作家自身がイマジネーションを挿入することで再現したもの。ドキュメンタリーとは異なるアプローチで描かれた過去や伝説は、見る者の心に静かになにかを訴えかける。

森美術館
開催中、6月11日まで
会期中無休
お問い合わせ→03-5777-8600(ハローダイヤル)

横山裕一個展「絵の具芸」

世界大戦 (C)Yuichi Yokoyama
Courtesy of the artist and NANZUKA

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