心に風を吹かせるコピー
コピーライターをめざしたきっかけは、大学3年生の時に雑誌で見つけた小さなコピー講座だった。決め手となったのは、先生のこんな言葉。「コピーライターは、普通に暮らしている人に、普通の言葉で伝える仕事。だから普通の感覚があれば誰でもできる。」
サントリーオールド/1983年
◯C/岩崎俊一
ミキハウス/1988年
◯C/岩崎俊一
キヤノン/1999年/ラジオCM140秒
◯C/福本ゆみ
生まれて初めて見た「広告」でした。たしか、母に手を引かれてお米屋さんに行ったとき。半裸の女優が冷たい目でまっすぐこちらを見据えているポスター。こわくて釘付けでした。当時まだ字が読めなかったのですが、20年以上たって、岩崎事務所で再会したとき。コピーを知って、女優の身体から、吐息を感じたのを覚えています。言葉は、体温を授ける。そう教えてもらいました。
岩崎さんの作品集を整理していたとき出会いました。50秒間 …