2017年キヤノンカレンダー
蓮井幹生写真展: Mt.Fuji, an oasis of life
本展では、2017年版キヤノンマーケティングジャパン・カレンダー“自然との共生”シリーズ Vol. 31 「Mt.Fuji, an oasis of life」を飾る作品を中心に25点を展示。広告写真を主として、世界で活躍する蓮井幹生が、撮り尽くされた富士山の撮影にあえて挑み、その美を新鮮な表現に結晶させている。
また、「富士の水とその循環」を題材とした写真は、雪や霧などの水、そして水の恵みに育まれた命が織りなす不思議な造形を見事に捉えている。なお、全展示作品がキヤノンの『image PROGRAF』でプリントされる。
2017年キヤノンカレンダー 蓮井幹生写真展: Mt.Fuji, an oasis of life |
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キヤノンオープンギャラリー1 |
アピチャッポン・ウィーラセタクン 亡霊たち
タイの東北地方を舞台に、伝説や民話、個人的な森の記憶や夢などの題材から、静謐かつ叙情的な映像作品を制作してきたアピチャッポン。
彼の作品は、淡々とした日常の中から人間の深淵を浮かび上がらせる一方で、タイの現代社会に関わる移民や格差、政治などの社会問題にも密接に関わる。
本展では、目に見えない亡霊=Ghostをキーワードに、これまでは直接的に言及されることが少なかった社会的、政治的側面にも焦点を当てながら、映像本来がもつ美学的諸相を改めて検証する。
アピチャッポン・ウィーラセタクン 亡霊たち | |
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東京都写真美術館 |
D&AD Awards 2016
あらゆる分野のデザインを対象に、次世代を切り拓くような卓越したクリエーティブを顕彰しているD&AD Award。
54回目を迎えた今回は、デザインの原点をより重視する傾向がみられ、「圧倒的な基礎力」を誇る作品が数多く受賞。また、イヤマデザインが手掛けた「mt expo 2015」が最高賞に輝き、日本の作品としては、史上3度目となる快挙を果たした。
厳選された作品ばかりを展示する本展は、可能性を広げ続けるアイデア・デザインの今を感じられる催しとなっている。
D&AD Awards 2016 | |
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アド・ミュージアム東京 |
瑛九1935-1937 闇の中で「レアル」をさがす
25歳のとき、フォト・デッサン集『眠りの理由』で鮮烈なデビューを飾った瑛九。タイトルの「1935-1937」は瑛九が24~26歳だったデビュー前後の3年間を指し、本展では、「レアル(リアル)」を求めて苦闘する若き瑛九の実像に迫っている。
フォト・デッサンやコラージュなど当時の作品だけではなく、友人への手紙を中心とした多様な資料を初公開。若き芸術家の苦悩と葛藤を、作品とたたきつけるような言葉の両面から ...