電子書籍では得られない紙の本の魅力のひとつが、手触りや質感だ。ブックジャケットをつけられるのも本ならではの楽しさ。このコーナーではさまざまな質感を持つ竹尾のファインペーパーを使用し、そこに多彩な印刷加工技術を掛けあわせることで、触って感じる新しいブックジャケットを提案していく。

ブックジャケット使用例
鮮やかなグリーンのクロコダイル柄のエンボスペーパーの上に、さらに重ねられた大きなクロコダイル模様のデボス(金属版などの凸版で用紙を凹ませる加工技術)。模様の一部にはさらに上から透明箔を重ね、見る角度によって変わる表情と、触った時の質感が楽しめる。
今回のブックジャケットに使用されたファインペーパーは、18種類のエンボスと50色のカラーバリエーションを持つ竹尾エンボスオーダーシステム(T-EOSシリーズ)の一銘柄。ライトパブリシティのアートディレクター/グラフィックデザイナー 浅葉球さんがそのシリーズの中から選んだのは、クロコダイルの皮革をイメージしたクロコGAとジェードグリーンの組み合わせだ。
「触った時の質感が一番面白く …