2016年10月、「渋谷をつなげる30人」プロジェクトが開始された。渋谷区に関係する企業、行政、NPO、市民などが参加し、区のさまざまな地域課題を、クリエイティブなアイデアで解決していくプロジェクトだ。中心を担うのは、イノベーション・ファシリテーターの野村恭彦さんだ。
地域課題をアイデアで解決
野村恭彦さんは日本におけるイノベーション・ファシリテーターの草分け。富士ゼロックス勤務時代には、元会長の小林陽太郎氏の薫陶を受け、「ドキュメントからナレッジへ」の事業変革ビジョンづくりに携わり、2000年には新規ナレッジサービス事業KDI(Knowledge Dynamics Initia-tive)の立ち上げに参画した。
現在は、フューチャーセッションの企画・運営を担う企業 …
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