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セレクト10

今月の展覧会:伊藤存「ふしぎなおどり」 、サラヴァレーベル 50周年記念展他

デザイン・アート・広告賞今月の展覧会&コンペティション

クリストとジャンヌ=クロード アンブレラ 日本=アメリカ合衆国1984-91

「アンブレラ 日本とアメリカ合衆国のジョイント・プロジェクト」1990年2枚組のドローイング
©Christo, 1990 Photo:Wolfgang Volz

クリストとジャンヌ=クロードは、景観を変貌させる大規模なプロジェクトで知られる世界的アーティスト。彼らが1991年にカリフォルニア州南部と茨城県北部で実施した「アンブレラ」では、カリフォルニアの丘陵地帯に1760本の黄色の傘を、茨城県の水田地帯に1340本の青色の傘を同時に配置。高さ6メートル、直径約8.7メートルという巨大な傘を使って実施された。本展は、その「アンブレラ」のドキュメンテーション展。クリストによるドローイングやコラージュ作品、写真、傘本体などを展示し、1991年の「アンブレラ」を振り返る。

水戸芸術館現代美術ギャラリー

10月1日~12月4日
月曜休館(ただし10月10日開館、翌11日休館)
お問い合わせ→029-227-8111

シブカル〈秋〉祭。2016~やっぱり渋谷で会いましょう~

「シブカル〈秋〉祭。2016」メインビジュアル

ZOMBIE-CHANG

2011年より開催されてきた「シブカル祭。」。今回は、渋谷クラブクアトロをメイン会場に、渋谷の街全体に広がる女子カルチャーを展開する。シブカルクリエイター約40名が150枚を超えるポスターをキャンバスに制作したヴィジュアル作品が、渋谷の街中に出現。10月21日は、渋谷クラブクアトロを会場に、表現したい欲求とパワーをミックスさせたシブカルらしいカオティックでワンダーな宴を開催。昔も今も、誰もが夢やきらめきを追いかけて、渋谷という街にたどり着く。そんな渋谷ならではの文化が詰め込まれた企画となっている。

渋谷クラブクアトロ

10月21日
(ポスタージャック 10月15~21日)
お問い合わせ→mail:parco-event@parco.jp

伊藤存「ふしぎなおどり」

伊藤存「 一つの小さな骨を起点にできた山」2016 年
© Zon Ito/Courtesy of Taka Ishii Gallery,Tokyo

刺繍や鉛筆画、ドローイング・アニメーション、映像、立体作品など、多岐にわたる手法で作品を発表してきた伊藤存。人間の知覚の外側の世界と人の内なる世界との関係。育くまれることで形作られていく人のこころの働き「情緒」についての思考に、作品制作を通じて関心を寄せ続けてきた。認識の外部に存在する生物、事物、現象に目を向け、それらと自己との関係を探るプロジェクト「生き物調査」に取り組み、巨大な岩を連想させる一部に刺繍を用いた立体作品や、一筆描きによるドローイングと木の枝とで構成される作品など、独自の表現方法を構築。本展では、有機的なかたちに描かれた刺繍作品や粘土絵などが発表される。

タカ・イシイギャラリー

開催中、10月15日まで
月曜・日曜・祝祭日休館
お問い合わせ→03-6434-7010

寺本愛「 Pilgrims」

Pilgrims #4|2016 
©Ai Teramoto

Pilgrims #5|2016 
©Ai Teramoto

武蔵野美術大学を卒業した翌年に「1_WALL」グランプリを受賞。イラストレーターとして活躍する一方で、展覧会への参加や個展開催など、アーティストとしても活動を続ける寺本愛。世界各地の民族衣装やスポーツウェアなどを思わせる衣服および装飾具など ...

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今月の展覧会:伊藤存「ふしぎなおどり」 、サラヴァレーベル 50周年記念展他(この記事です)
オサムグッズの原田治展、158人の漱石他、今月の展覧会
今月の展覧会:「ルーヴルNo.9~漫画、9番目の芸術~」、鴻池朋子展 「根源的暴力 Vol.2 あたらしいほね」ほか
今月の展覧会&コンペティション
世界を幸せにする広告、オノ・ヨーコ展、土木展 他
今月の展覧会:ライゾマティクス展、あの時代(とき)のホリゾント植田正治のファッション写真展、ほか

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