デザイン・アート・広告賞今月の展覧会&コンペティション
クリストとジャンヌ=クロード アンブレラ 日本=アメリカ合衆国1984-91
クリストとジャンヌ=クロードは、景観を変貌させる大規模なプロジェクトで知られる世界的アーティスト。彼らが1991年にカリフォルニア州南部と茨城県北部で実施した「アンブレラ」では、カリフォルニアの丘陵地帯に1760本の黄色の傘を、茨城県の水田地帯に1340本の青色の傘を同時に配置。高さ6メートル、直径約8.7メートルという巨大な傘を使って実施された。本展は、その「アンブレラ」のドキュメンテーション展。クリストによるドローイングやコラージュ作品、写真、傘本体などを展示し、1991年の「アンブレラ」を振り返る。
水戸芸術館現代美術ギャラリー | |
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10月1日~12月4日 |
シブカル〈秋〉祭。2016~やっぱり渋谷で会いましょう~
2011年より開催されてきた「シブカル祭。」。今回は、渋谷クラブクアトロをメイン会場に、渋谷の街全体に広がる女子カルチャーを展開する。シブカルクリエイター約40名が150枚を超えるポスターをキャンバスに制作したヴィジュアル作品が、渋谷の街中に出現。10月21日は、渋谷クラブクアトロを会場に、表現したい欲求とパワーをミックスさせたシブカルらしいカオティックでワンダーな宴を開催。昔も今も、誰もが夢やきらめきを追いかけて、渋谷という街にたどり着く。そんな渋谷ならではの文化が詰め込まれた企画となっている。
渋谷クラブクアトロ | |
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10月21日 |
伊藤存「ふしぎなおどり」
刺繍や鉛筆画、ドローイング・アニメーション、映像、立体作品など、多岐にわたる手法で作品を発表してきた伊藤存。人間の知覚の外側の世界と人の内なる世界との関係。育くまれることで形作られていく人のこころの働き「情緒」についての思考に、作品制作を通じて関心を寄せ続けてきた。認識の外部に存在する生物、事物、現象に目を向け、それらと自己との関係を探るプロジェクト「生き物調査」に取り組み、巨大な岩を連想させる一部に刺繍を用いた立体作品や、一筆描きによるドローイングと木の枝とで構成される作品など、独自の表現方法を構築。本展では、有機的なかたちに描かれた刺繍作品や粘土絵などが発表される。
タカ・イシイギャラリー | |
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開催中、10月15日まで |
寺本愛「 Pilgrims」
武蔵野美術大学を卒業した翌年に「1_WALL」グランプリを受賞。イラストレーターとして活躍する一方で、展覧会への参加や個展開催など、アーティストとしても活動を続ける寺本愛。世界各地の民族衣装やスポーツウェアなどを思わせる衣服および装飾具など ...