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心に残ったプレゼン術

消費者インサイトの分析が決め手に



フリスクが今年9月に大幅なリニューアルを果たした。「より満足感を高めたい」という狙いから、顆粒のサイズが大きくなり、パッケージもそれに伴いサイズを変更。リニューアル後のパッケージには「120% BOOSTER」の文字が大きく入っている。

「フリスクは1992年の発売以来、日本でミントタブレットの市場を作り上げてきた商品ですが、競合商品の増加により、近年では存在感をさらに示していくことが課題となっていました。このリニューアルを機に、これまでカッコよさやスタイリッシュさ、ユーモアを積み重ねて築いてきたフリスクらしさを再認識してもらいたいと考えていました」とフリスク ブランドマネージャーの野村俊介さんは言う。

フリスクといえば海外ブランドらしいトーン&マナーのコミュニケーションのイメージがあるが、実は広告表現は国によって異なり、各国で独自の展開を行っている。中でも日本はフリスクの最大市場であり、今回のリニューアルも日本市場独自のものだ。

リニューアルキャンペーンに当たりオリエンで伝えたことは、
(1)リニューアルで顆粒が大きくなったこと
(2)ブランドベネフィット(120%の力を発揮するきっかけになりたいというメッセージ)の2つを広告では伝えてほしいということ。
現電通チームを選んだ決め手は、プレゼン時の消費者インサイト分析にあったと野村さんは言う。「消費者の中で『リフレッシュメント』の位置づけがどう変わっているのか。そのプレゼンが非常に気づきを与えてくれるものでした」。

その内容は、「リフレッシュメントは以前は疲れを取るためのものだったが、今の若い人は次に向かっていくエネルギーと捉えている」というもの。フリスクはもともと後者のニーズに応えるタイプの商品だからこそ、それをストレートに言った方が消費者に響くという分析だった。それと共に示されたキャンペーンコンセプト、かつキャンペーンスローガンとなるコピーが『120% BOOSTER』だった。「時代の流れを踏まえた上でフリスクの『120%の力を発揮するきっかけになりたい』という想いを表したコピーです。『タブレットが20%大きくなった』というニュースも表現しています。こうした消費者インサイトに基づいた提案してくれる広告会社なら、今後さまざまな課題が出てきても一緒に考えていけるだろうと思いました」。

こうした分析の上に、フリスクらしいスタイリッシュさやユーモアとは何かをクリエイターとすり合わせながらストーリーへと落とし込み、完成したのがテレビCM「ホテル」篇、「ミラー」篇だ。このリニューアルを機に …

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