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生活拠点がアートの現場に茨城と埼玉でアートフェス開催

KENPOKU ART 2016

イリヤ&エミリア・カバコフ 落ちてきた空 1995/2016

ジョン・へリョン Abstract Time - Amore 2013

和田永 Meets KENPOKU ワークショップでのブラウン管TV演奏の様子 2016
Photo:山野井咲里

KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭

9月17日~11 月20日 会場:茨城県北地域6市町 日立市、高萩市、北茨城市、常陸太田市、常陸大宮市、大子町

問い合わせ→029-301-2727 茨城県北芸術祭実行委員会事務局(茨城県企画部県北振興課内)

KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭、さいたまトリエンナーレ2016

地域を舞台にした国際芸術祭からは、「ここ」でなければ創造されない独自の空間が生み出される。現場の潜在的な魅力がアートの力で引き出され、その土地の新たな価値の発見を促している。

茨城県北部・県北地域では9月17日より「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」が開催される。総合ディレクターを南條史生が務め、茨城の新しい可能性を紹介する。

会場となる茨城県北地域は、かつて岡倉天心や横山大観らが創作活動をした五浦海岸など自然豊かな海岸部と山間部を有すほか、最先端科学技術の拠点でもある。科学技術を取り入れたメディアアートや生物学を援用したアートが登場する現代においては、創造的であり続けることが未来への対応を可能にし、新しいビジョンの獲得を加速させる。「海か、山か、芸術か?」というステートメントのもと、アートによる多様で創造的な思考、分野を超えた協働によって地域資源の再定義を試みる。

本展では、約20の国と地域からの100点を超える作品・プロジェクトが自然環境や歴史的建造物、廃校、美術館などを舞台に日本最大規模で展開する。アーティストによる作品に加え、乗り物を使った回遊型プロジェクトやワークショップなど住民や来訪者も巻き込んだインタラクティブなプログラムも提供され、多様な人々が表現活動に参加できる場となる。

9月24日より、さいたま市では「さいたまトリエンナーレ2016」が始まる。ディレクターを芹沢高志が務め、127万人を超える人々が暮らす“生活都市”さいたま市で大宮、浦和、岩槻の3つのエリアを中心に実験的な取り組みが行われる。

芹沢は本展について、建物や道路などハードの集積物だけではなく、歴史や文化など複合的な機軸からなる人々の営みの総体として「ソフト・アーバニズム」=「柔らかな都市計画」という概念を提唱している。見慣れた日常風景に想像力を吹き込み新たな視点を創りだすことで、与えられた環境を生きるのではなく、自分たち自身で日々の営みから未来に至る創造性を育める場づくりを目指す。本展終了後も、市民の創造的活動が続くサポートに力を注ぐ考えだ。

本展の中核となるアートプロジェクトは、アーティストが展開場所に滞在し時間をかけて構築する。市民やその土地との交流を通じ、「この場所」だからこそ創造できるインスタレーションや映像、パフォーマンスなど約40のプロジェクトを楽しめる。

さいたまトリエンナーレ2016

髙田安規子+政子《土地の記憶を辿って》(部分)2016

大友良英+Asian Music Network《オーケストラ TOKYO-FUKUSHIMA!》2011

ダンカン・スピークマン&サラ・アンダーソン《1000のデュオのための曲》2016 撮影:北原徹

さいたまトリエンナーレ2016

9月24日~12月11日 会場:与野本町駅~大宮駅周辺、武蔵浦和駅~中浦和駅周辺、岩槻駅周辺

問い合わせ→048-829-1225 さいたまトリエンナーレ実行委員会事務局(さいたま市役所 文化振興課 トリエンナーレ係)

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