カンヌライオンズなど海外の広告賞の審査員を歴任した電通の岡村雅子さん。2014年から電通ベトナムのECDとして、現地の広告を企画制作しながら、後進の育成にもあたっている。着任から2年、毎日汗をかきながら学び、充実した日々を過ごしている。
ベトナム広告業界の底上げに貢献
2003年から国際的な広告賞の審査員を務める機会が増え、海外で本格的に仕事をしたいと思いはじめた岡村さん。観光で数度訪れたことがあり、食事や人の気性が一番自分になじみやすいとベトナム行きを決断。(1)経済の成長率、(2)テレビが効く、(3)スマホの普及率が高いという点も後押しとなった。「引き金になったのは、2013年に高校の友人が急逝したこと。数日前は元気で、この先やりたいことを話したばかりでした。もし明日死んだら、新しいことに挑戦しなかったことを絶対後悔するなと」。
電通ベトナムではECDとして現地企業の仕事を拡大するだけでなく、後進の育成にも力を注いでいる。目標は、面白いコンテンツでベトナム人を大笑いさせることと ...