「おっ!サンテレビ」(2005年、石原和樹)他
「できるなら楽して儲けたい」人類の願いですよね。(※細田調べ)手っ取り早いのはキャラクター、そう今日はIP(知的財産)ビジネスの話です。違う。
名作コピーの時間
反戦メッセージ/1971年
○C/ジョン・レノン&オノ・ヨーコ
富士ゼロックス/1970年
○C/藤岡和賀夫
メルセデス・ベンツ日本/1995年
○C/角田誠
超能力を見たことがある人と見たことがない人だったら、見たことがある人のほうが、超能力を使えるようになる確率が高いに違いない。
僕は見たんですよね。新人の頃に。メルセデス・ベンツの仕事をしたとき、先輩の角田誠さんが、「もういちど、自動車を発明します。」というコピーを、目の前で書いたのです。衝撃が走りました。会議室の空気ががらりと変わって、これでいこう、というムードになって。ああ、コピーで、すべてを変えられるんだと知ったんです。
一つ目に選んだコピーは、その角田誠さんの「人は誰でもミスをする。」だからこそ、自動車は安全性を高めるんだ、というメッセージです。
僕が新入社員だった20年前、周りの先輩たちは、コピーで、時代に何をメッセージするか、という話ばかりしていました。でも、企業側は、そんなことは求めていないときもあって。広告制作者が ...