不動産情報サービスのアットホームと、UIデザイン設計に特化したグッドパッチによる新サービス「TALKIE（トーキー）」。コミュニケーションを中心に据え、納得感の深い物件探しと接客効率を高めている。
アプリでよりよい住まい探し
立地や路線などの複雑な「検索」機能に利便性を求めるのではなく、「コミュニケーション」機能に特化した業界初※の住宅購入検討ツール「TALKIE」。気になる物件をフォローすることで、その物件の特長や街の魅力、イベント情報を継続的に取得し、比較検討できる。
最大の特長は、チャットを通じた物件担当者とのトーク。「犬と遊べる公園は周辺にありますか？」など直接質問ができ、気になったことを簡単に解消できる。「高額な新築マンションの購入は、検索だけで納得する住まい選びは難しい。ユーザーと物件担当者との心的距離を早い段階から縮める狙いがあった。スマホを使いこなすデジタルネイティブな都市生活者に最適な購入体験を目指した」（アットホーム コミュニケーション戦略部 齋藤聡子さん）。
新築マンションの外観、内観の画像を大きく載せたUI は、物件のイメージが湧きやすく、快適な操作性で先入観なしに「いいな」と思うものを選べるつくり。問い合わせのハードルを下げたことで、ユーザーと不動産会社双方に最適な出会いをもたらし、納得感の深いコミュニケーションを生んでいる。
※新築・分譲住宅領域
- D：瀧本優（グッドパッチ）
審査員講評：今の時代の物件探しの在り方
マイホームの購入。人生においてとても大きく大切な買い物がゆえに、これまでは物件を見るに至るまでの手続きの煩雑さも諦めていました。
しかし、大きな買い物だからこそ、むしろ後悔のない情報収集と密なコミュニケーションをとりたいと願う人が多いはず。このサービスはまさに不動産会社とユーザーの手軽できめ細やかな新しいコミュニケーションを実現してくれます。スマホを活用し、個々人の嗜好にあった豊富で新鮮な情報を、気軽に得ることを可能とし、満足のいく物件との出会いを提供するとともに、今の時代の物件探しの在り方をも提示してくれます
石戸奈々子（いしど・ななこ）
東京大学工学部卒業後、MITメディアラボ客員研究員を経て、子ども向け創造･表現活動を推進する NPO「CANVAS」を設立。実行委員長を務める子ども創作活動の博覧会「ワークショップコレクション」は、2日間で10万人の子どもたちを動員。
