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EDITOR'S CHECK

フレデリック「OTOTUNE」、福光屋「くつろぎのおんぼらぁと」、渋谷のラジオのデザインほか

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フレデリック『OTOTUNE』

(A-Sketch)

○AD/大島慶一郎
○D/内藤彩
○撮影/上飯坂 一

ロックバンド「フレデリック」の最新アルバムでまず目を引くのは、アバンギャルドなデザインと青い耳。そして表4には、揃いの青い服で同じ髪型、青い唇へと姿を変えたメンバー3人の顔が。「正統派に加えて中毒性を持っているのがフレデリックの良さ。その“くせ”のようなものをジャケットで表現したいと思いました」と、アートディレクター 大島慶一郎さん。アルバムタイトル『OTOTUNE』は彼らの造語。音程を調節するレコーディング機材「Auto-Tune」をベースにした言葉である。「その言葉から、3人のリズムや波長が合い、ひとつの音が生まれ、彼ら自身も一つになる。そんなイメージが浮かんできました。実はメンバーのうち2人は双子で顔が似ているため、“三位一体の顔をつくる”という試みはうまくいく自信がありました」。

フレデリックの音楽を語るとき、“アナログ感”という言葉が挙がってくる。表4は一見合成のように見えるが、唇、耳、指をペイントし、3人が顔を寄せて撮影している。彼らの鳴らす音をはじめ、ビジュアルでも“フレデリックらしさ”を体現することができた。



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「ポケットマスターピース」

(集英社)

○カバーデザイン/鈴木成一
○作品/鈴木葉音野

海外文学の名作を研究者、作家による新訳によって、今の時代に親しみやすい言葉でリニューアルした「ポケットマスターピース」シリーズの刊行が始まった。「出版社にとって新しい試み。その意義をきちんと伝えると同時に、今の時代にふさわしい装丁にするために、これまでにないイメージで見せたいと思いました」と、装丁家 鈴木成一さん。

そんなときに目にしたのが、グラフィックコンペ「1_WALL」のファイナリスト6名による展覧会の告知DM。そこに掲載されていた鈴木葉音野さんの作品「PAPER|FABRIC」に目が留まった。これは一見 ...

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