IDEA AND CREATIVITY
クリエイティブの専門メディア

楓セビルのアメリカンクリエイティビティ NOW!

新たに台頭しつつあるオンラインメディアの広告賞

楓セビル

01.jpg

01 DIGIDAY AWARDS授賞式の様子。MCはパフォーマンスグループ「Improv Everywhere」の創始者で、YouTubeの人気者チャールス・トッド。

南仏カンヌで行われるカンヌライオンズを筆頭に、英国が誇るD&AD、その対抗馬とも言える米国のONE SHOW、かつての栄光は失ったが、いまだに存在感を持つクリオ賞、ディレクターやプロダクションが追い求めるIACP(International Association of Culinary Professionals)賞、そしてその下にひしめいている ニューヨーク・フェスティバル、ロンドン・インターナショナル、ANDY、Webby などの広告賞は、日本のアドパーソンにとっても馴染みの深いものだろう。

それぞれの賞がその賞の独自性をうたってはいるが、どの賞も結果的に似通ってしまっているのは、作品の多くがさまざまな賞をリピートして受賞しているからだ。今回、紹介するのは、そういったクッキーカッター(型にはまった)的な賞の中で、独自な視点で入賞作品を選んでいる、日本のアドマンにはまだほとんど知られていない賞。「DIGIDAY AWARDS」である。

オンラインメディアの広告賞

ここ数年、マーケティング関係のオンライン ニュース・情報メディアがめきめきと頭角を現している。毎朝、その日のトピックスをEメールで送ってくるので、メールボックスはそういったメディアからの情報で埋まっている。そんな中で、筆者が真っ先に開くのは、メディアポスト発行の「MAD」と、7年前にスタートした「DIGIDAY」なるデジタル・マーケティング情報メディアである。「MAD」は広告業界の最新のニュースを中心に、ゴシップや内輪話を報道しているが、「DIGIDAY」は広告業界やマーケティングのトピックスを、ジャーナリスティックな視点で報道するメディアである。「他の広告・マーケティング関係のデジタルメディアは、みんな何のストーリーもない情報を掲載している。DIGIDAYはその情報にユニークなストーリーがない限り、記事にはしない」と、同コミュニケーション部長ポール・コントリスはいう。

「DIGIDAY」は2008年 ...

あと78%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

楓セビルのアメリカンクリエイティビティ NOW! の記事一覧

新たに台頭しつつあるオンラインメディアの広告賞(この記事です)
「アドバタイジング・ウィーク」に見た“アドバタイジング・フォー・グッド”
Small Agency Awardsで受賞 クリエイティブで勝負する3つの中小広告会社
全米で注目度が高まるLGBT広告
MOMAフィルム・アーカイブとなる AICPの誇るNext Awards

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
ブレーンTopへ戻る