富山コピーライターズクラブ(TOCC)から北陸コピーライターズクラブ(HCC)に名称変更して4年。北陸3県のコピーの今とHCCのこれからについて、金沢で活躍する会員の皆さんに聞いた。
――TOCCからHCCに名称変更した経緯について、改めて教えてもらえますか。
石井▶ 名前には「富山」とついていますが、TOCCも元々北陸3県のコピーライターの団体だったんです。しかしそれがあまり知られておらず、TOCC賞には福井や石川から応募資格があると思われていなかった。そこで、「北陸」というエリア名を冠することで、3県のコピーライターたちに自分たちの団体であると認識してもらい、北陸エリアで力を合わせて発展していきたいと考えたんです。現在の会員は24人。ここ3年は連続で石川から最高賞が出ていて、残り2県は押され気味です(笑)。
――2015年の最高賞は、電通西日本盛田真介さんが受賞されました。盛田さんは関西から金沢にいらしたそうですが、金沢の環境をどう感じていますか?
盛田▶ 真面目で品があるもの、情緒的なものが好まれる土地だと思います。少なくとも、お笑いではないなと。
石井▶ 富山はデザインが強く、金沢は美術が強いイメージがありますよね。
大久保▶ 金沢は広告を出稿するメーカーのクライアントが少ない。その代わり、流通や小売りのクライアントが多いと感じます。しかし …