IDEA AND CREATIVITY
クリエイティブの専門メディア

CREATIVE RELAY

大切な人の笑顔のために、いま何をするべきか

小山奈々子+ロックウェルアイズ

65歳以上の高齢者中心の地区、長野県長野市中条。でも、ここには元気なお年寄りがたくさん住んでいる。今回、ピンクリボンのムービーの舞台は、この地区。そこに住む人たちの姿から「生きる」ことの意味を伝えてくれたのは、クリエイティブディレクター小山奈々子さんとロックウェルアイズのスタッフ、そして端哲良さんだ。

01 「あなたがいるから」字コンテ

02 &PETS PROJECT HAPPY MUSIC FESTA企画

03 まちと記憶と映画館~岩井俊二編
花とアリスのもうひとつの物語 展示ディレクション
©塩竈市杉村惇美術館

04 東インド オディシャビエンナーレ アート部門企画

過疎の村で元気に暮らす人たち

小山奈々子さんが、祖母がいた中条村に足を運ぶようになったのはいまから8年前。「ここに行って驚いたのは、村のお年寄りがとにかく元気で、明るいこと。ここにいるだけで、自分ももっと元気になりたいと思えたんです。この力って何なのだろう?と思いました」。そんな村に魅了され、以後、友人を誘って村を訪問。お祭り、運動会などイベント等を手伝いながら、5年前からその友人たちと写真や映像、インタビュー取材を通して村の記録を始めていた。

長野県にある長野市中条地区は現在人口1969人、65歳以上988人。中条村は2010年に長野市に合併。

映像制作の話を受けて、まず頭に浮かんだのが中条村だった。「親しい友人が乳がんで亡くなり、生きることについて自分の中で考えを巡らせていた時期でした。なぜ検診に行くのかと考えてみると、それは“もっと生きたい”という気持ちがあるから。中条は、私にとって生きる意味を教えてくれた場所。ここでお年寄りたちと触れ合うと、自分の力で生きていくことには未来があると感じられるんです。元気に生きることで未来はこんなに楽しくなる――。そのことを映像で伝えれば、それがピンクリボンのメッセージにもつながると思いました」。

共に映像を制作したディレクター 端哲良さんは、今回初めて中条を訪れた。「小山さんのいう通り、本当に生きることに対する力を感じる場所でした」。

二人が新たに出会ったのが、乳がんを克服した酒井綾子さん。20年前、罹患した酒井さんに、当時の想いを初めて語ってもらった。「驚いたのは、自分が病気なのに、家族や周りの人たちのことが常に最優先。おそらく世の中にそういう女性はたくさんいるはず。その気持ちを経験している酒井さんの言葉であれば、検診に行くことの意味がより伝わるのではないか」。そう考え、酒井さんの話を映像の中心に置き、共に100歳を迎えるご夫婦など、お年寄りたちの笑顔と元気な姿を見せていった。「大切な人がいるから、その人の笑顔のために、私もずっと笑っていたい」。コピーライター 小宮由美子さんが書いたコピーが、音楽ユニット へクとパスカルの歌と共に、笑顔のメッセージをやさしく伝えてくれる。

「あなたがいるから」

M: ♪~ヘクとパスカル「猫と月」

S: 長野市中条地区
旧・中条村
人口約2,000人のうち
半分が65歳以上
お年寄りの元気な村
この村で暮らし
酒井綾子さん 55歳
20年前、乳がんになった。

S: 支えてくれたのは、
大切な人の存在。

S: 近藤美代子さん 86歳
近藤千冬さん 87歳

S: 大切なひとがいるから

S: 山野井よしのさん 99歳
山野井美貞さん 99歳

S: 大切な人がいるから
その人の笑顔のために
私もずっと笑っていたい

酒井さん: 本当に早期発見だと思う。

S: 40歳を過ぎたら、乳がん検診へ

小山奈々子(左)
1974年生まれ。2006年Lucy+K設立と同時に小さな幸せをテーマにした雑貨屋「gg」をオープン。アーティストのプロデュース、国内外の音楽やアートイベントの企画、ディレクションを行う。また企業や店舗のブランディング、立ち上げコンセプト等を多く手掛ける。2001年に出版した『ただのいぬ。』をきっかけに殺処分問題に取り組み命をテーマに活動している。

端 哲良(右)
1978年生まれ。映像ディレクター。自分でカメラを回したりしながら、ドキュメンタリー系の作品に多く関わっています。心がちょっとあったかくなるような作品づくりを心がけています。この作品に関わった影響で、実家の祖母の写真をたくさんとりました。

  • 企画制作:ロックウェルアイズ
  • 企画プロデュース+CD:小山奈々子
  • 演出+編集:端哲良
  • 撮影:小林三旅
  • C:小宮由美子
  • MA:喜多真一、桑原淳
  • 音楽:ヘクとパスカル
  • PR:植松尚子、小田真由美
  • 協力:中条のみなさん、ggババの家
  • 音楽:ヘクとパスカル
    俳優でありシンガーソングライターの椎名琴音、作編曲家でピアニストの桑原まこ、そして、映画監督の岩井俊二という、世代もフィールドも異なる3人によって2013年に結成。メンバー全員が作詞作曲をこなす。


  • 主催:ピンクリボンフェスティバル委員会(日本対がん協会ほか)
  • 協賛:富国生命保険相互会社

 

スマートフォンで上の画像が動きだす!
無料アプリ「aug! オーグ」をスマートフォンにダウンロードして、上のキービジュアルにかざすと、今回制作されたCMが再生されます。(iOS6以上を搭載した、iPhone、iPad。およびAndroid4.0以上を搭載したAndroidに対応)。

こちらの映像は、日本対がん協会ピンクリボンフェスティバルのWebサイトからも視聴いただけます。

CREATIVE RELAY の記事一覧

一番人気を手にするのは誰だ?西友×ブレーン コラボ映像企画「ゼロ動」始動!
大切な人の笑顔のために、いま何をするべきか(この記事です)
女性が乳がんと闘うということ いま生きる女性に伝えたい
「パイ田姉妹」が伝えたかったメッセージ
メイキングが本編!?意表をつく構成でCMをパロディ化

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
ブレーンTopへ戻る