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多くの人に気づきを与える三木健LAB「APPLE」

三木健LAB

大阪芸術大学発、国内のみならず、世界からも注目を集める教育プログラムがある。三木健LABの「APPLE」だ。デザインを生み出す上で最も大切なこととは何か。それは、「what is Design?」と問いつづけること。そのプログラムは多くの人たちに気づきを与え、新たな可能性を引き出している。

01 「APPLE」15のプログラム

02 今年3月にgggで開催された「APPLE+三木健展」

りんごを通して「気づきに気づく」

「“りんごの絵を描いてください”というと、赤い、丸いといったカタチを描く人がほとんどです。子どもの頃から何度も味わってきたはずのりんごに対する認識が乏しい」と話すのは、大阪芸術大学で教える三木健さん。「私たちの記憶にあるりんごは、ほとんどの人が漠然と見続けてきたりんごの表れです。いわゆる見ていると見えているの違い。ソクラテスの“無知の知”にあるようにいかに知らないかを自覚するのが重要なんです。そこに気づきが生まれます」。この「気づきに気づく」ことをコンセプトに、2012年に三木さんが開発したのが基礎実習の「APPLE」だ。同大学1年生を対象とし「りんご」をモチーフに半年間で15のプログラムを実践する。

「暮らしの中には、たくさんのデザインがあります。昨今ではカタチをつくり出す前の仕組みづくりもデザインと捉えるようになってきました。造形はもちろん、デザイン領域を横断的に捉えながらデザインの本質を見抜く洞察力を磨くことの重要性を感じています」。そこで三木さんが考えたのは …

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