ドイツ・ミュンヘンで生まれた今月のカバーストーリー

ブレーンのカバーを飾るのは、世界の先端を行くクリエイターたちの作品。「BRAIN’S BRAIN」では、「HAPPY CREATION」をテーマに彼らが制作したビジュアルとオフィスや仕事を紹介していきます。今月の表紙を飾ってくれたのは、ドイツ・ミュンヘンのミルコ・ボルシェさんです。

――表紙のアイデアについて教えてください。

ハッピークリエイションは私のデザインを簡潔に表す言葉でもあります。世界で最も幸せなアイコンはスマイリーフェイスですよね。私たちはそれを抽象化しようとしました。全体を見ないでも、どこかに笑っている口があるのが、わかりますよね。

――そのアイデアはどのように生まれましたか。

正直言って、これを作っているときはただ楽しんでいて、あまりテーマやコンセプトについて考えず、ただただ陽気な感じで、読みやすい見出しを作りました。

――日本の広告とデザインについて
どう思いますか。

実にすばらしいと思います。私は日本の伝統的なデザインがとても好きですが、最近の若いデザイナーたちもまたインスピレーションに満ちています。私はいつも、日本を訪れてもっと文化や日本のデザイナーたちの手法を学びたいと思っています。いつか、その夢をかなえるか、日本という美しい国で制作できるチャンスがあればさらに幸せですね。

Mirko Borsche

Q1. What is the idea for this cover?

happy creation was the briefi ng for my design. the happiest icon in the world is the smiley face icon. we tried to abstract it, so, that you don’t see all of it, but still know, that there is a smiling mouth somewhere.

Q2. What made you come up with the idea?

actually, i just had fun while doing it, not thinking to much about an idea or a concept, just trying to make a readable headline in it’s playfulness.

Q3. What do you think of Japanese advertisement and design?

i think it is outstanding. i really like the classic japanese design, but also the new young designers are very inspirational. i always wanted to visit japan to learn more about the culture and the way of, japanese designers. one day i’ll make that dream true, or even better i would have the chance to do a project in your beautiful country.

01 ビュロー・ミルコ・ボルシェのオフィス

02 「Manon Lescaut」プログラムブック

03 Tush Magazine

04 Ikea Zeitung

05 Miscellaneous Festespiele 2011

ビュロー・ミルコ・ボルシェ
ビュロー・ミルコ・ボルシェは2007年にミルコ・ボルシェによって設立されたグラフィックデザインスタジオ。スタジオはその多彩なデザインで知られる。そのアウトプットは、デザインとコミュニケーション・コンサルティングから構成され、総合的にすべてのジャンルでさまざまなカルチャーをもったクライアントとの仕事、アート作品を含めたオリジナルの仕事、そしてサブカルチャーやデザインを手がけている。これまでに数カ国で個展やグループ展を開催。クリエイティビティを広げること、そしてデザインに関する教育を広めるために、ミルコ・ブロシェと彼の率いるチームはセミナーや講義やワークショップを、大学や教育機関などで行っている。国内外での受賞も多数。

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