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WORLD WATCH

オルタナティブな食への転換を象徴する、ベルリンのレストラン「マークトハレ9」

01 カンティーネ9店内。撮影:イタイ・ヴィノグラッド

マスツーリズムから
ナノツーリズムへの転換

グルメ観光地という印象が日本では希薄なドイツ。しかしベルリンでは近年、外国人移住者や観光客の増加、外食出店ブーム、自然食やフェアトレード等への高い意識が出会い、急激な変化を見せている。2012年に新装開店した「マークトハレ9(Markthalle Neun)」は、都市生活におけるオルタナティブな食と購買の可能性(地産地消、旬の有機食材、フェアトレード、持続可能な狩猟や漁、生物多様性)を提案する場となった。実はベルリンは農地に囲まれており、海水・淡水魚も豊富で、首都でありながらそれが可能なのである。

ここの食堂「Kantine Neun(カンティーネ9)」に、ブランデンブルク門近くの1ツ星レストラン「Margaux」(現在は閉店)のシェフ、ミハエル・ホッフマンが2014年より就任。伝統料理をベースにし …

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