ミュージシャン、明和電機の音楽監督兼オルガン奏者、作曲家、アレンジャー、DJ、そして大学教授など、いくつもの顔を持つヲノサトルさん。ヲノさんのゼミでは学生自身が即興演奏を体験し、「音楽の概念を壊す」ことからスタートする。
音楽を通して、一線を越えてほしい
「役者志望でパフォーマンスや舞台演出の勉強をしている。その中で、音楽にも興味がわいた」「趣味で音楽を制作していて、プロからきちんと学びたいと思った」「歌うことが好きで演劇もやっている。身体表現という意味で、即興演奏などを行うヲノ先生のゼミに惹かれるものがあった」など、ヲノサトルさんの音楽ゼミを志望する学生の動機はさまざまだ。また、学年や所属学科、音楽経験者の割合も年によって大きく異なる。学生同士の共通点がほとんどないゼミだ。
「そこがいい点です。自分の学科にこもっていては会えない人との出会いが、視野を広めてくれます …