愛知 LATHIC(ラシック)「10周年キャンペーン」
2005年、愛知万博開催や中部国際空港の開港と同時期に開業したファッションビル「LATHIC(以下ラシック)」。開業から10年が経つ現在、名古屋を代表するファッションビルとして東海地方の人々を中心に親しまれている。
ラシックは2006年の1周年記念から、毎年ユニークな周年広告を展開している。広告コンセプトは一貫して「ダジャレ」だ。例えば、1周年広告のキャッチコピーは「1さい」で、ビジュアルは動物のサイ。2周年のキャッチコピーは「2サイダー」で、ビジュアルは2本のサイダー。毎年のダジャレ広告は、いつしか名古屋の名物広告と呼ばれるまでになった。
そして、満を持しての10周年となる2015年。周年広告を担当したアサツー ディ・ケイ中部支社のCD森川晴久さんはプレッシャーが大きかったと話す。「ラシックのアニバーサリーイヤー。それも、ラシックの周年広告は毎年名古屋の方が期待している広告です。誰も想像できない一発勝負のパンチ力があるダジャレを開発することに、とても苦労しました」。
悩んだ結果、ダジャレの爆発力と誰からも愛される人柄から具志堅用高さんを起用し …