読者の皆さんからクリエイティブの仕事をする上での悩みや課題を送っていただきました。その中から今回、職種にかかわらず、多くの方々に共通するであろう課題や悩みを編集部がセレクト。第一線で活躍中のクリエイターの皆さんに自身の経験やこれまでを振り返ってもらいながら、質問にご回答いただきました。
Q:コピーライターとして、
いつまで現役で仕事を続けたいと考えていますか。
また、現役でいるには、どんなことが必要ですか?
A:依頼してくれる人がいる限りは続けたい。
そのために、「思考量」は落とさない。
依頼がなければ、現役でいられない。
まず、「いつまで現役を続けたいか」という質問の前提として、現役を続けたいと思っても依頼がなければ続けられません。特に僕は自ら仕事を生むタイプというより、何かを頼まれて初めて頭がまわる「発注され体質」。つまり、年齢を重ねても「谷山に依頼したい」と思ってもらうことが重要となります。そのためには依頼をいただいた時に、広告会社のコピーライターやクライアント企業のインハウスコピーライターとは、一味違う物を提供しなければいけません。例えるなら、自宅でもご飯は食べられるのに、わざわざお金を出して外食をしてもらうわけですから。
とは言え、高いクオリティを維持できたとしても、年を取ると依頼は自然に減っていきます。なぜなら …