何かに布をかけて、2つ目をつけると、なんでもオバケになる――。こんな発見から始まったのが「オバケ?ホント!」。札幌を拠点に活動を続け、昨年秋に絵本となり、全国で発売された。
商業施設でスイーツショップを展開
「オバケ?ホント!」は、岡田善敬さんが札幌ADCに出品するために、倉橋寛之さんと共に自主制作したグラフィックアート。「前年にモアイフォントという作品をつくって評価をいただいたものの、フォント単体ではそれ以上広げることができなかった。もっと展開力があって、ワクワクするような楽しいものがつくれないだろうか」(岡田さん)と考えたときに思いついたのが、「オバケ?ホント!」。何かに布をかけて、そこに2つ目をつけると、なんでもオバケになる。その発見をコンセプトに、アルファベットをはじめ、絵画や銅像、さまざまなものに布をかけてユーモアあふれる表現に仕上げた。岡田さんがディレクション、倉橋さんが絵を描くという役割分担で進めている。
完成後、各コンペに出品したところ、08年札幌ADCグランプリを受賞したほか …