PRADAや資生堂、ルミネなどの広告で、独特の瑞々しい踊りをみせる水彩画風アニメーションを目にしたことはないだろうか。話題の作品を手掛けるシシヤマザキさんは、大学院を卒業したばかりの25歳。彼女に、いまに至るまでの話を聞いた。
衝動をあるがままに表出する。
自らの踊りや動きを撮影し、トレースすることでアニメーションに変換する手法を駆使するシシヤマザキさん。いまや代名詞となっている特徴的なアニメーション制作は、いつから始まったのだろうか。
「大学2年生の時に授業で教わったのが最初です。その時に、衝動をそのままアウトプットできる良い方法だと思いました」。授業で完成させた初のアニメ作品は、なんとPRADAのコンペで選ばれ、プロモーション映像として世界中に発信される。さらに、卒業制作の「YA-NE-SEN a GO GO」はさまざまなメディアに取り上げられ話題になり ...