2014年からさまざまなシーンで活用されるようになってきたオキュラスリフト。その使い方、可能性はどんなところにあるのか。須田和博さんが自身の経験を踏まえて解説する。
なぜラボ? なぜオキュラスリフト?
「スダラボ」が博報堂から公式リリースされたのが2014年3月7日。それから、第1弾・ライスコード、第2弾・トーカブル・ベジタブル、第3弾・360°ホラー+パニックーポンと、自分たちに出来るプロトタイピングと実証実験的な公開を、ひたすら爆速でやってきた。そもそもなぜラボを始めたのか?それには、3つ理由があった。
1.広告遺伝子組み換え実験
自分たちの広告発想や制作スキルを、組み換えて他のことに使ってみる実験。
2.開発型仕事実験
受託を待たず、自分たちで思いついたコト、あったらいいと思うモノを、主体的にさっさと作るという仕事の仕方をやってみる実験。
3.次世代人材育成実験
それらによって、これからの環境変化に耐えうる次世代の若手を、楽しく育成する実験。
依頼を受けて、プレゼンして回答をもらって実施するのでは、まったく間に合わない「時代の速度」。その危機感が数年前からあった ...